【日常の運転に充足感】マツダCX-30 eスカイアクティブXへ英国試乗 見て良し 走って良し

公開 : 2021.04.09 08:25

マツダのコンパクトクロスオーバー、CX-30。優れたハンドリングとハンサムな容姿、上質なインテリアなど、プレミアムな魅力に惹かれると英国編集部は評価します。

マイルドHVになったeスカイアクティブX

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
マツダの技術力が投入された、SPCCIと呼ばれるディーゼルのような圧縮着火を採用した2.0Lガソリンユニットがアップデートを受けた。その最新エンジンを搭載するのが、ハッチバックのマツダ3のほかに、CX-30の2021年仕様。

スカイアクティブXエンジンには、新しいインテークカムとピストンが採用され、圧縮比が若干低められている。制御ソフトウエアもバージョンアップし、電圧24Vで稼働するベルト駆動のマイルドハイブリッドも獲得した。

マツダCX-30 eスカイアクティブX 2WD GTスポーツ・テック(英国仕様)
マツダCX-30 eスカイアクティブX 2WD GTスポーツ・テック(英国仕様)

低回転域でエンジンをアシストし、パフォーマンスを改善することが目的。トルクカーブをフラットへ近づけることで、低回転域からのアクセルレスポンスを向上させている。

eスカイアクティブXと名乗ることになった新エンジンは、英国仕様の場合、最高出力は6ps、最大トルクは1.6kg-m上昇。走行時の効率を高めることで、CO2排出量は5g/kmから11g/kmほど低減させている。

CX-30を走らせてみて、一番関心するのが一定速度で走行しているときの洗練性。加えて低回転域から中回転域にかけての、ハーフスロットルでのレスポンスも素晴らしい。自然吸気ガソリンエンジンに想像する以上の力強さがある。

回転域を問わずレスポンスは軽快で、市街地の速度域でも4速や5速に入れたままで意欲的に速度を高めてくれる。高負荷時は、4500rpmを超えた辺りからややノイズが響き粗さを感じるものの、相対的に目立ってしまう程度。

プレミアムな質感のインテリア

普段どおりに運転している範囲では、メカニズムのマナーは非常に良い。ただし自然吸気ガソリンに望むような、高回転域へ吸い込まれるような吹け上がりはない。以前より、滑らかに回転上昇してくれるようではあるが。

日常的な燃費は、英国の道路環境では15.9km/L位になるだろう。

マツダCX-30 eスカイアクティブX 2WD GTスポーツ・テック(英国仕様)
マツダCX-30 eスカイアクティブX 2WD GTスポーツ・テック(英国仕様)

エンジン以外、マツダCX-30は従来どおり。インテリアの質感は非常に上品で質感が高い。アウディQ2のような、プレミアムブランドのコンパクト・クロスオーバーにも対抗できるとさえ感じる。実際、英国では価格帯も近いのだが。

マツダの狙いが成功するのか、疑問に感じる読者もいるだろう。英国での販売台数を見ると、今のマツダのベストセラー・モデルはCX-30だという事実がある。

コンパクト・クロスオーバーの中で、CX-30は実用性でトップクラスではない。リアシートは、大人2人が乗れば満たされてしまう。少し大きな子どもなら、3人で座ると窮屈に感じるはず。

そのかわりフロントシートは、ソリッドな素材の質感が生み出す上級な雰囲気で居心地が良い。クロームメッキが要所に配され、とても効果的に見た目を引き立てている。

ドライビングポジションの高さは低すぎることもなく、好感の持てる位置。ステアリングホイールのスポークは細めで、リムの太さも丁度いい。握り心地もよく扱いやすい。

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