BMW 4シリーズ・グランクーペ、デビュー

公開 : 2014.03.05 20:02  更新 : 2017.06.01 02:13

BMW 4シリーズ・グランクーペがジュネーブ・モーターショーで発表された。4シリーズの4つめのボディ・スタイルとなる5ドア・ハッチバックのグランクーペの価格は£29,420(485万円)からの展開で、英国では6月からの販売となる。

アウディA5の対抗モデルとしてセットされるBMW4シリーズ・グランクーペのコンセプトは、6シリーズ・グランクーペと同様だ。しかし、BMWは4シリーズ・グランクーペについては、従来の独立したトランクを与えず、より融通の効くリフトバック・スタイルを採用したのが6シリーズ・グランクーペとの違いだ。

BMWはこの4シリーズ・グランクーペがおり若いユーザーにアピールするモデルだと考えている。アウディA5スポーツバック同様、フレームレスの4枚のドアと、クーペのようなラインのルーフ、そしてリフトバック・スタイルのテールゲートを持つ。そのテールゲートは、オプション装備となるリア・バンパー下に組み込まれたフット・オペレーター、またはキーホルダーで開けることもできる。

サイズは全長が4638mm、全幅が1825mm、全高が1389mm。これは3シリーズ・サルーンよりも14mm長く、14mm幅広く40mm低い。そのスリークなスタイリングにもかかわらず、Cd値はこのクラスの平均的なもので、418dで0.27、4WDモデルでは0.30となる。

ホイールベースはクーペやコンバーチブルと同じサイズなので、より長いホイールベースを持つ3シリーズGTよりは広くはない。トレッドはフロントが1545mm、リアが1594mm、ホイールべースは2810mmというサイズ。

トランクスペースは通常が480ℓ、リア・シートを折り畳むと1300ℓという数字。車両重量は、クーペよりも50kg重い。最も軽量なのは420iで1480kg(320iよりも80kg重い)だ。

エンジンは5種類のラインナップ。トランスミッションは6速マニュアルが標準、8速オートマティックがオプションとなる。更にディーゼル2モデルも今年中に追加されることとなる。RWDが標準、4WDはオプションで、420d xDriveが£33,815(550万円)からとなる。

初期にはグランクーペのM4モデルの存在も噂されていたが、現時点ではその計画は無くなったようだ。しかし、BMWはMパフォーマンス・モデルは製作するという。

当初のラインナップのトップ・モデルは、£41,155(680万円)の435iだ。これは302bhp、40.8kg-mの3.0ℓ6気筒ターボ・ユニットを搭載するモデルで、0-100km/h加速5.2秒というパフォーマンスを持つ。燃費は14.0km/ℓ、CO2排出量は189g/kmだ。

428iはガソリン・エンジンの廉価版で£32,815(540万円)という価格設定。242bhp、35.7kg-mの2.0ℓ4気筒エンジンを搭載する。なお、これと同じ排気量で181bhp、27.5kg-mの420iも用意される。

2.0ℓ4気筒のターボ・ディーゼル・モデルは、141bhp、32.6kg-mの418dと、181bhp、38.7kg-mの420dの2モデルがラインナップされる。418dは、0-100km/h加速が9.2秒、燃費は22.2km/ℓで、CO2排出量は119g/kmだ。

今年中に追加されるモデルとしては、430dと435dがある。435d xDriveは4WDとオートマティック・ギアボックスのみの組み合わせた。共に、3.0ℓ6気筒ターボ・ディーゼルで、435dは309bhp、64.3kg-m、430dは255bhp、57.1kg-mのパワー、トルクを持つ。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

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