【お手頃なコンパクトSUV】ダチア・ダスター 最新モデル発表 環境性能や使い勝手改善

公開 : 2021.06.30 18:25

欧州で200万円以下から販売されているダチア・ダスターがフェイスリフト。デザインと利便性が向上しました。

ユーザーの声を反映した変更

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ダチアが欧州で展開するコンパクトカー、ダスターがフェイスリフトを受け、スタイルを一部変更した。

新しいY字型のヘッドライトとクロームグリルが現行モデルとの違いを際立たせるほか、LEDウインカー(フロント)が初めて採用されている。

ダチア・ダスター
ダチア・ダスター    ダチア

また、空力特性を向上させた15インチおよび16インチのホイール、スポイラー、ホイールベアリング、タイヤ、高効率のライトを採用することで、4輪駆動モデルではCO2排出量を5.8g/km削減できるという。

ダチアのユーザーの声を反映したというインテリアは、新しい素材を採用し、1.1Lの収納スペースを備えたセンターコンソールが再設計された。スマートフォンとの連携が可能な8.0インチのタッチスクリーンも標準装備している。

欧州で人気のバイフューエル車も

ダスターシリーズのプログラム・ディレクターであるジュリアン・フェリーは、AUTOCARに対し、ダスターの「レシピ」を維持することが最大の優先事項であると述べているが、その魅力を維持するために微妙な変更が加えられている。

「わたし達が実施したかったのは、もう少し新鮮さを与えることです。例えば、マルチメディア・システムの画面を広くするなど、お客様が敏感に感じる小さな点を改善したかったのです」

ダチア・ダスター
ダチア・ダスター    ダチア

「また、使いやすさを向上させるために、フロントシートの間に新しいセンターコンソールを設置し、(一部の仕様には)複数のUSBポートを搭載しました。さらに、CO2排出量と燃料消費量を削減することでエネルギー効率の向上も図りました」

そのほかにも、最上位モデルに搭載されるTCe 150ガソリンエンジンには、(フェリーいわく「待望」の)新しい6速DCTが組み合わされている。欧州で人気の高いバイフューエル車(ガソリンとLPGを使用可能)は、LPGタンクが50%大きくなっている。

受注開始は今夏で、価格は1万2000ポンド(185万円)前後からの予定だ。

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