類まれなV12ディーゼル、小気味よくエコな1.0L直3など 市販車に搭載された最高峰のエンジン 50選(後編)
公開 : 2026.02.28 11:45
名車と呼ばれるようなクルマには、優れたエンジンが積まれてきました。エンジンは走行性能、燃費、快適性などを決定づける重要な要素です。本特集ではこれまで市販車に搭載された素晴らしいパワーユニットを50台紹介します。
もくじ
ーBMW 直列6気筒ディーゼル(1999年)
ーパガーニ V12(1999年)
ーホンダ F20C(2000年)
ーGM LS6(2001年)
ーフォルクスワーゲン・グループ W12(2001年)
ーフォルクスワーゲン V10 TDI(2002年)
ーホンダ i-CTDi(2003年)
ーマツダ・レネシス(2003年)
ーフォルクスワーゲン・グループ 3.0 TDI(2004年)
ーBMW V10(2005年)
ーブガッティ・ヴェイロン(2005年)
ーアウディ V12 TDI(2006年)
ーアウディ RS4(2006年)
ーフィアット・ツインエア(2010年)
ーフォード 1.0 エコブースト(2012年)
ーフェラーリ V8(2014年)
ーメルセデスAMG V8(2015年)
BMW 直列6気筒ディーゼル(1999年)
初代530dが登場する以前から、BMWは素晴らしいディーゼルエンジンを生産していた。特に1980年代の325tdや525tdに搭載された2.5L直列6気筒エンジンが有名だ。しかし、真に優れたディーゼルエンジンはこのユニットだ。初代530dは速く、素晴らしいサウンドを奏で、しかも非常に低燃費だ。これらの特性が相まって、瞬く間に欧州全域で警察車両の定番となった。

パガーニ V12(1999年)
初期のパガーニがメルセデスAMG製エンジンを搭載していたことは周知の事実だが、非常に優れていたことは確かだ。450psの6.0Lという怪物級のパワーユニットであり、後に7.0Lへ拡大、最終的には7.3Lで800psという途方もない数値に達した。ゾンダがメルセデス・ベンツのM120エンジンを採用したのに対し、後継モデルであるウアイラはAMG製V12を搭載している。

ホンダ F20C(2000年)
ホンダがシビック・タイプRに搭載したK20ユニットも傑作だが、今回はS2000に搭載されたF20ユニットを紹介する。当時最先端のエンジンだったからだ。オートバイ並みの9000rpmまで回すことのできる自然吸気2.0Lで、驚異的な250psを発生。フェラーリ458が登場するまで、排気量1.0Lあたりの出力は最高峰だった。とはいえ、もう少し低回転域のトルクがあればなお良かったかもしれない。

GM LS6(2001年)
GMのスモールブロックV8はすでに1台紹介したが、こちらは別物だ。LS6は、1997年にコルベットC5向けとして登場したLS1をベースに開発されている。このユニットはさらに高性能化され、コルベットZ06専用にLS6へと発展したが、キャデラックCTS-V(写真)にも搭載された。当初は5.7Lから385psを発生したが、後に405psまで向上した。

フォルクスワーゲン・グループ W12(2001年)
奇抜なエンジン構成と言えば、フォルクスワーゲン・グループが筆頭だろう。狭角VR6、V5、W8を生み出し、ブガッティ・ヴェイロン/シロンにはW16を搭載した。それに次ぐ狂気と言えるのがW12で、VR6エンジン2基を組み合わせることで6.0Lとしたものだ。
2001年のW12コンセプトとともに初公開され、アウディA8で市販デビューを飾った。W12エンジンはその後、ベントレー・コンチネンタルGT(写真)、フォルクスワーゲン・トゥアレグおよびフェートン、アウディA8、そしてスパイカーのスーパーカー2車種にも採用された。滑らかで力強いこのW12エンジンの生産は2024年4月に終了した。









































