【撮影だけじゃない】通信機能付きドライブレコーダーが変える、自動車保険の市場

公開 : 2021.07.08 06:45  更新 : 2023.11.24 14:34

商品力は、“手厚い”サポート

3つ目の機能は、「運転後のセルフメンテナンス機能」というもので、クルマを降りてからのサポート。

専用スマホアプリやドライバーズページ(ウェブ)上で運転の振り返りや運転診断レポートが見られる。「月間レポート」では毎月の運転評価を確認でき、総合得点のほかに全国平均・年代平均との比較も行える。

通信型ドラレコを利用した自動車保険には、あいおいニッセイ同和損保の「タフ・見守るクルマの保険」シリーズ、三井住友海上の「見守るクルマの保険(写真)」、東京海上日動の2カメラ一体式ドライブレコーダーを貸与するサービスなどがある。
通信型ドラレコを利用した自動車保険には、あいおいニッセイ同和損保の「タフ・見守るクルマの保険」シリーズ、三井住友海上の「見守るクルマの保険(写真)」、東京海上日動の2カメラ一体式ドライブレコーダーを貸与するサービスなどがある。    JVCケンウッド

「運転ごとのレポート」では走行ルートや距離・時間、運転評価をランク形式で表示し、ヒヤリハット発生地点をマップ上に表示できる。日々の運転での気づきで運転スキル向上にも役立てられる。

嬉しいことに運転特性スコアが80点以上の場合には、翌年度の自動車保険料が5%も安くなる走行特性割引の適用もあるという。

なお、これらの“つながる”機能は専用アプリ(無料)をインストールしたスマホとのWi-Fi接続で実現しており、ほかにも記録映像のダウンロード・駐車場所の確認、盗難時の位置情報追跡など、充実した機能が用意されている。

カー用品店やネット通販などで自分好みのドライブレコーダーを購入して利用するのも良いが、このような保険会社のサービスと連携したドライブレコーダーを利用するのもオススメ。

映像記録だけでなく手厚いドライバーサポート機能は、運転に不慣れな人や高齢者には大いに頼りになるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

関連テーマ

おすすめ記事

 

パナソニックの人気画像