【New C3って何?】シトロエン 新興国市場に本格進出 過酷な環境に耐える新モデル開発

公開 : 2021.09.17 18:45

シトロエンはインドと南米へ進出すべく、3つの新モデルを開発すると発表。欧州以外での成長を目指します。

現地に合わせたタフな仕様

シトロエンは、欧州以外の地域での成長を目指し、発展途上のインドや南米でシェアを獲得するため、手頃な価格の「New C3」をはじめとする製品導入計画を立てている。

今後10年で販売台数の30%を欧州以外の地域で達成することを目標とし、高成長市場での存在感を高めようとしている。例えば、インドは2025年までに年間400万台規模(2020年度は約270万台)の市場になると予測されている。

シトロエン「New C3」
シトロエン「New C3」    シトロエン

こうした地域で販売されるNew C3は、欧州の都市型C3とは異なり、路面や交通環境が厳しい状況での使用を想定しているため、価格、耐久性、機動性に重点を置いて設計されている。

全長3980mm、ホイールベース2540mmと、欧州仕様の新型C3と同等のサイズを持つが、SUV風のスタイリングが施されており、結果的にC3エアクロスに近いものとなっている。また、インドではサイズに応じて税金が計算されるため、全長4m未満のNew C3は税率が低くなる。

高めに設定されたサスペンションと大径の25インチタイヤにより、180mmの最低地上高を確保。アプローチ・アングルとデパーチャー・アングルも改善されたNew C3は、欧州仕様よりも高いドライビング・ポジションを有し、荒れた路面でのボディ損傷を防ぐことができる。

無骨なスタイリングは、見た目だけでなく機能性も兼ね備えている。シトロエンは、南米の舗装が特に荒いことに着目し、メカニカルな部分を保護するために特別な措置を講じたと述べている。

成長市場での存在感を高める

発展途上国向けに新たに開発される3台の「C-Cubed」シリーズのうちの1台がNew C3だ。同シリーズのモデルは、New C3と同様にタフな外観と悪路走破性を備えることになるだろう。

New C3のインテリアは、快適性と収納力を重視した、機能的なレイアウトになっている。5人乗りで、315Lのトランクを持ち、後席のレッグルームはクラス最大の653mmを確保しているという。

シトロエン「New C3」
シトロエン「New C3」    シトロエン

また、スマートフォンの普及に伴い、スマートフォン・ミラーリング機能を備えた10.0インチのタッチスクリーンを搭載。収納スペースや充電器も備えている。

New C3は、新興市場へ進出するシトロエンの新たなスタートを示すモデルであり、14のブランドを抱えるステランティスの中でシトロエンの地位を確固たるものにすると期待される。南米では数年前から進出しているが、インド市場では馴染みが薄く、2019年からSUVのC5エアクロスを少数販売しているに過ぎない。

シトロエンのヴァンサン・コベCEOは、「ジェネラリストの自動車メーカー」として、これらの新市場で高い価値を提供していくと述べた。一般的に、クルマは「住宅に次ぐ大きな買い物」であり、特にインドでは「クルマを所有することは社会的成功と独立の証」であるという。

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