【新型C3がサプライズ登場】シトロエン・オーナーたちが高山で2年ぶりにランデブー!来年もこの場所で会いたい

公開 : 2025.11.13 11:45

ステランティス・ジャパンはシトロエンのオーナーイベント、『シトロエニスト・ランデブー・オーナーズフェスティバル2025』を岐阜県高山市で開催しました。新型C3が登場するなど盛況だったようです。内田俊一がレポートします。

シトロエン・ファンをくすぐる演出

ステランティス・ジャパンは同社のブランド、シトロエンのオーナーイベント、『シトロエニスト・ランデブー・オーナーズフェスティバル2025』を高山市位山交流広場~モンデウスパーク~にて、10月5日に開催した。

このイベントは2023年に初開催したものの、昨年は実施できずオーナーからは再開の声が上がっていた。それを受けてか、今年は同じ場所でふたたびイベントが行われたのだ。

岐阜県高山市で『シトロエニスト・ランデブー・オーナーズフェスティバル2025』開催。
岐阜県高山市で『シトロエニスト・ランデブー・オーナーズフェスティバル2025』開催。    内田俊一

今年は残念ながら雨に見舞われてしまったが、それでも広い会場に所狭しと新旧シトロエンが集結した様相は壮観のひとこと。前回同様、ドッグランやキッズパーク、マルシェやカフェテリアだけでなく、キッチンカーも何台か集まり、家族全員がゆっくりと1日を愉しめるように工夫が凝らされていた。もちろんシトロエン・グッズ販売も行われ、大いににぎわいを見せていた。

昨年はエッフェル塔を模したフォトスポットが用意されたが、今年はフランス発祥の気球をモチーフにしたものとなり、その周りに歴代シトロエンが並べられた。

また、恒例となりつつあるビンゴ大会も実施。白のビンゴカードに01から78までの番号が振られたシールをそこに張り付け自分でビンゴカードを作るものなのだが、そのシールには10HP TYPE AからAMI ONE CONCEPTまでが描かれている。

その中にはトラクシオン7、トラクシオン7A、トラクシオン15SIXと3台もトラクシオンアヴァンのシリーズがあるなど凝ったもので、シトロエン・ファンにはたまらないもの。会場からこのビンゴ大会の最中にマニアックすぎる! と声が上がるほどだった。

100年以上続いてきたシトロエン・ブランドを共有

オープニングではステランティス・ジャパンでフレンチ・ブランドを統括する小川隼平さんも登壇。「100年以上続いてきたシトロエン・ブランドを、現車も含めて皆さんで共有できるこういう場は非常に重要だと考えています」とコメント。

また、高山市から市民活動部長西永勝己さんも来場し、「2年前、実は私もこの会場にいました。面白いな、楽しいなと思って参加をさせていただきました。また来てくださいねとお願いいたしたら来ていただきました」と喜びを語る。

新型C3をお披露目し、フランスからC3のCMFデザインを手掛けた柳沢知恵(右)さんも来日。
新型C3をお披露目し、フランスからC3のCMFデザインを手掛けた柳沢知恵(右)さんも来日。    内田俊一

そして、「ちょうどリンゴが出始めた頃ですし、高山の街では秋の味覚を楽しめます。前回もイベント終了後、高山の街中がシトロエンで埋まって、市民から何が起こったんだというくらいに賑わいました。今日1日楽しんで、飛騨高山を満喫してください」と、高山市としても大いに歓迎している様子だった。

インポーターのイベントということで、試乗会も実施された。C4をはじめとした最新シトロエンを試す機会が設けられ、各車ともあっという間にその試乗枠が埋まった。やはりオーナーは、最新のシトロエンに興味津々だったようだ。

今回はサプライズとして新型『シトロエンC3』がお披露目され、フランスからC3のCMFデザインを手掛けた柳沢知恵さんも来日。大いに会場を沸かせた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    内田千鶴子

    Chizuko Uchida

    イタリアとクルマが大好きで、1968年式のFiat 850 spider Serie2を20年以上所有。本国のクラブツーリングにも何度か参加している。イタリア旅行時は、レンタカーを借りて一人で走り回る。たまたま夫が自動車ジャーナリストだったことをきっかけに取材を手伝うことになり、写真を撮ったり、運転をしたりすることになった。地図は常にノースアップで読み、長距離試乗の時はナビを設定していても、ナビシートで常に自分で地図を見ていないと落ち着かない。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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