【価格/スペックは?】ロータス・エミーラ第1弾、日本で受注開始 まずはV6導入

公開 : 2021.10.29 10:10  更新 : 2021.10.29 10:42

ロータス・エミーラが受注開始。まずは「V6ファーストエディション」というモデルです。日本価格/スペック/内装を解説します。

「V6ファーストエディション」とは

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
編集:Tetsu Tokunaga(徳永徹)

ロータスカーズの新型車「ロータス・エミーラ」の受注が、日本市場で10月29日から始まることが明らかになった。

対象となるのは、「V6ファーストエディション」という第1弾モデルで、生産開始は来年の春以降に予定されている。

ロータス・エミーラV6ファーストエディション
ロータス・エミーラV6ファーストエディション

今年の7月に世界初公開されたエミーラは、タイプ131のコードネームで開発され、従来のラインナップであるエリーゼ/エキシージ/エヴォーラの後継モデルという立ち位置。

ミドルクラスのミドシップ・スポーツカーであることから、最大のライバルはポルシェの718ケイマンになるだろう。

今後ロータスは電動モデルに注力していくことが以前から発表されており、エミーラは、同社として最後の純エンジン搭載車となる。

このためエミーラは、ロータス・ブランドの継続的な変革を体現する新モデルと位置づけられており、スポーツカー・クラスでも“最高の乗り心地とハンドリング”の両方を実現すると紹介されている。

今回発表されたV6ファーストエディションは、車名のとおり最初のモデルにふさわしく装備を充実させているから、こうした新時代のロータスの方向性を見極めるには注目の1台だ。では、その概要を紹介していこう。

ボディサイズ、エヴォーラと比較

エミーラのボディサイズは、全長4413×全幅1895(ドアミラー収納時)×全高1226mm、ホイールベースは2575mm。

ちなみに、エヴォーラの最終モデルにあたるGT 410は、全長4390×全幅1850×全高1240mm、ホイールベースは2575mm。

ロータス・エミーラV6ファーストエディション
ロータス・エミーラV6ファーストエディション

つまり、サイズ的にはエヴォーラより全長が少し長く、全幅はワイドで、全高は少し低いといったところだ。

ただしそのスタイリングは、EVハイパーカーであるエヴァイヤの影響をかなり受けている。

たとえば、エッジをシャープに仕上げたフロントフード、リアに向かって引き締まっていくキャビン、力強いリアまわりに施されたベントなどに、それが見てとれる。

じつはボンネットに組み込まれたベントは、空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを最適化するためにエヴァイヤの構造から派生したものだ。

ヘッドランプはツインブレードデザインの縦型2灯で、オールLED。リアセクションでは「LOTUS」のロゴが入ったバンパーもエヴァイヤからヒントを得たデザインだ。

その両端には、ホイールアーチからの空気を排出するエアアウトレットも配置。LEDのテールランプはフラットなC字型で、ボディ後端の下部はディフューザーとなっている。

外板色は、7月の発表時に公開されたセネカブルー、マグマレッド、へセルイエロー、ダークバーダント(濃い緑)、シャドーグレー、ニンバスグレーの6色から選択可能。

「First Edition」のバッジが、V6ファーストエディションの証だ。

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