【新型コルベット登場】RMサザビーズ・オークション 走らないポルシェ919ハイブリッドも

公開 : 2021.10.31 19:25

新型「シボレー・コルベット」が、RMサザビーズのオンライン・オークションに登場。低走行のポルシェ914や、展示用LMPマシンも出品されました。

オープンロード・オクトーバー・オークションとは

コレクターズカーのリーディング・カンパニー「RMサザビーズ」は、世界中で毎月何らかのオークションを開いている。

8月に続いて、10月にもオンライン入札限定の「オープンロード・オクトーバー」という競売が開催された。

RMサザビーズ・オープンロード・オクトーバー・オークションを解説。2022年シボレー・コルベット・スティングレー3LTなどが出品された。
RMサザビーズ・オープンロード・オクトーバー・オークションを解説。2022年シボレーコルベット・スティングレー3LTなどが出品された。    RMサザビーズ

このオークションの特徴は出品地が世界各国となることにある。

今回はアメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、ドイツ、オランダと6か国にも渡り、車両価格の通貨も米ドル、英ポンド、ユーロとなっていた。

ワールドワイドなオークションのため、落札後の車両輸送は落札者が行うルールとされている。そのため出品地をちゃんと確認して入札しないと大変なことになるので注意が必要だ。

今回は玉石混淆の41台が並んだが、どちらかというと「石」寄りの物件が多かったようだ。このほかオートモビリアが50点とモーターサイクルが1台用意された。

展示用919ハイブリッド いくらに?

オンラインならではの試みだが、そこには極めつけといえる車両の姿はなく、オークションの常連といえるモデルたちが中心だった。

それだけに落札率は56%と低調だったが、流札車は継続して販売されている。

2014年ポルシェ919ハイブリッド・ディスプレイカー(1254万円)
2014年ポルシェ919ハイブリッド・ディスプレイカー(1254万円)    RMサザビーズ

最高落札額を記録したのはアメリカから出品された2006年フォードGTの3888万円で、ここにドイツから出品された1989年ポルシェ911ターボ・フラットノーズ・カブリオレが2687万円で続いた。

変わった出品車としてはポルシェがWEC用に製作したLMPマシン「919ハイブリッド」のプロモーション用ディスプレイカーが姿を見せた。展示用のシルエット・モデルで、自走はしないが存在感は圧倒的。

ポルシェがプロモーション用に13台作ったうちの1台で、外装はレースカーとなんら違わない。ガレージのオブジェとして最適なのだが、1254万円にとどまった。

走行2080kmのポルシェ914

イタリアからはフィアット500をベースに製作されたアウトビアンキ500ジャルディニエーラ・ジョリーが人気を集め291万円で落札されている。

アメリカのニューメキシコ州にあるガレージで発見された走行2080kmのポルシェ914 2.0は新車同様のコンディションを保っていたが、思うように入札が伸びず753万円で終えてしまった。

1975年ポルシェ914 2.0ガレージファインド(753万円)
1975年ポルシェ914 2.0ガレージファインド(753万円)    RMサザビーズ/Josh Sweeney

一方で250台限定モデルの1998年アストン マーティンV8ヴァンテージV550は低走行(1.6万km)ながら、最低落札額が高かったようで流れてしまった。終了後も2480万円で販売中。

このほか納車されて間もない2022年モデルのシボレー・コルベット・スティングレー3LTが早くもアメリカから出品されたが、こちらも流れてしまった。1368万円で引き続き販売されている。

オンラインでワールドワイドに開催するという方式を見ると、コレクターズカー・オークションを幅広い層にアピールする方法は、まだありそうに思えてくる。今後の展開を見守りたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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