マセラティ・グレカーレ MHEV プロトタイプへ試乗 ステルヴィオの兄弟SUV 前編

公開 : 2021.12.01 08:25

2.0L 4気筒ガソリンのマイルドHV

パワートレインは、300psを発揮する2.0L 4気筒ガソリンターボのマイルド・ハイブリットが、試乗車に搭載されていたもの。モデナで製造されるスーパーカー、MC20が搭載する3.0L V6ツインターボ、ネットゥーノ・ユニットのデチューン版も選べるという。

トランスミッションは、エンジンを問わずZF社製の8速ATが組まれる。先述のとおり、純EV版のグレカーレも追って登場する予定だ。

マセラティ・グレカーレGT MHEV プロトタイプ
マセラティ・グレカーレGT MHEV プロトタイプ

グレカーレはすべて四輪駆動。内燃エンジンの場合は、アルファ・ロメオがステルヴィオに採用する、Q4システムと基本的に同じと考えて良い。通常、駆動力は50:50で前後の車軸へ割り振られる。

マセラティの技術者によれば、特定のモデルで特定のドライブモードを選べば、すべてのトルクをリアタイヤへ伝達させることも可能だという。リアタイヤのグリップやトラクションの限界を超えても、伝達を止めないらしい。

恐らくトロフェオを名乗るであろうグレカーレが、該当するモデルになるのだろう。かなりダイナミックな設定だといえる。

少し長くなってしまったが、バロッコ・サーキットでの試乗と行こう。指定されたコースは全長約5km。適度にチャレンジングで、イタリア・ピエモンテ地方に見られるような、起伏が大きくカーブの続くルートが再現されている。

アスファルト舗装も荒れ気味。量産間際のグレカーレにとっては、おなじみの道といって良さそうだ。

この続きは後編にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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