新型アストン マーティンV12ヴァンテージ フロントグリル大型化? ティーザー画像公開

公開 : 2021.12.14 18:05

V12エンジンを搭載するアストンのV12ヴァンテージが2022年に復活。その公式画像が初公開されました。

V12ヴァンテージの復活

2022年に発売が予定されているアストン マーティンV12ヴァンテージのティーザー画像が公開された。

画像の中で先代モデルの隣に写っているV12ヴァンテージは、ハードコアモデルのヴァンテージF1エディションに似た大型のフロントグリルを備えている。また、カーボンファイバー製と思われる、ダウンフォースを強化するフロントスプリッターも見える。

アストン マーティンV12ヴァンテージのティーザー画像
アストン マーティンV12ヴァンテージのティーザー画像    アストン マーティン

アストンは先日、V12ヴァンテージの2022年の登場を予告したが、デザインや仕様の詳細については明らかにしていない。V12のエンジン音は短いビデオクリップで紹介されている。

以前、V12を搭載したヴァンテージのプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃された。V12は、現行のヴァンテージには搭載されていないが、関連モデルであるV12スピードスターに搭載されている。

V12スピードスターの5.2L V12エンジンは、最高出力700ps、最大トルク76kg-mを発揮し、0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は300km/hに達する。

電動化前の最後のV12?

以前目撃されたプロトタイプは、新しいフロントグリル、大型のツインエグゾースト、追加のエアインテーク、ボンネットの膨らみを特徴としており、現行モデルのV8よりも大きなエンジンを搭載していると考えられている。

アストン マーティンのCEOであるトビアス・ムアースは以前、今後2年間で既存ラインナップの派生モデルを10車種投入する計画を発表しており、V12ヴァンテージはそのうちの1つとなる。

以前目撃されたアストン マーティンV12ヴァンテージのプロトタイプ
以前目撃されたアストン マーティンV12ヴァンテージのプロトタイプ    AUTOCAR

同社はV12エンジンをユーロ7の排出基準に適合させるという課題に直面しているが、ムアースCEOは「V12を愛する人たち」がその努力を価値あるものにすると述べている。

エンジン以外の変更点としては、シャシー改良や新しいインフォテインメント・システムの採用が考えられる。

2018年に登場した現行のヴァンテージは、2025年には完全EVのスポーツクーペに置き換わると予想されている。また、プラグイン・ハイブリッドの導入の可能性もある。このハイブリッドモデルは、メルセデスAMGが提供する電動トランスアクスルを採用し、次世代C 63と共有すると思われる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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