車中泊を家族・夫婦で トイファクトリーGT 総合力で選ぶキャンピングカー

公開 : 2021.12.26 19:25

冬場・夏場にものを言う断熱

電装系は、室内用に12Vの走行充電式バッテリーを搭載。12V電源を100Vに変換するインバーターを装着すれば、車内のコンセントから家庭用の電化製品を使用することもできる。ちなみにUSBのジャックも用意。

これらの電気系統は、オリジナルのオールインワン管理システムで制御・監視できるので実用性・信頼性の面でも心強い。

ハイエースのキャンパー特装車をベースにしたGT。サイズは全長5380×全幅1920×全高2285mmで、8ナンバー登録となる。
ハイエースのキャンパー特装車をベースにしたGT。サイズは全長5380×全幅1920×全高2285mmで、8ナンバー登録となる。    近藤浩之

さらに、ソーラーパネル(オプション)の充電状況、メイン/サブバッテリーの残量、インバーターのON/OFFなど各電気設備の情報をパネルに表示し、加えてFFヒーターもコントロールできるオールインフォメーションボードも標準装備する。

また、居住空間を快適にするためにこだわっているのが、断熱。

セラミックコートをボディ内部に塗装することにより、車内へ熱が侵入するのを抑制。さらに、天井・壁面に複数の素材を組み合わせた断熱ボディを採用。外気温の影響を受けにくい、高気密・高保温な室内を実現した。

これだけ装備が充実したGTだが、ショックアブソーバーなどの足回り、ブレーキなど、走りにこだわるオーナーに向けた選択肢が用意されているのは面白い。

機能的なキャンピングカーで自然を満喫し、キャンプ場までの道のりはドライブも楽しめる。

数多くのビルダーが扱うハイエース・キャンパーの中でも指折りの魅力を持つトイファクトリーGT。価格は、2.7Lガソリンエンジン搭載車で614万円(2WD)/647万円(4WD)、2.8Lディーゼルエンジン搭載車で664万円(2WD)となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

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