トヨタ新型ノア/ヴォクシー発売 5ナンバーなしでも、「からくり」で勝負 価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2022.01.13 13:45  更新 : 2022.01.20 15:17

スマホで駐車 装備/ADASについて

最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を新型ノア/ヴォクシーから搭載した。

プリクラッシュセーフティは、車両、歩行者、自転車運転者に自動二輪運転者(昼)を加えて検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減に寄与する。とくに事故が多い交差点での支援を拡大している。

新型ノアZ(スティールブロンドメタリック:7人乗り/ハイブリッド)
新型ノアZ(スティールブロンドメタリック:7人乗り/ハイブリッド)    前田惠介

また、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、ステアリング、ブレーキ・減速などをサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」をトヨタ車として初採用。トヨタセーフティセンスでは、レーンチェンジアシストやフロントクロストラフィックアラートもオプション設定される。

その他にも、駐・停車時にパワースライドドアを開け降車しようとした際に、後方からの接近車両・自転車が、開いたドアもしくは降車した乗員と衝突する可能性が高いとシステムが判断した場合、車内への注意喚起に加えスライドドアの途中停止またはオープンをキャンセルする「安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)」もオプション設定。

さらに、障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速を制御する「プラスサポート」もディーラーオプションに設定した。

高度運転支援技術「トヨタチームメイト」では、自動車専用道路での渋滞時(0~約40km/h)レーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシストの作動中にドライバーが一定の条件を満たすと運転をアシストする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」をトヨタ車で初搭載(オプション設定)。

並列駐車で、従来のバック駐車に加え、前向き駐車に対応し、前向き/バック出庫が可能になった「アドバンストパーク」をオプションで用意した。

ハイブリッド車ではドライバーがスマートキー携帯時に、車外から専用アプリをインストールしたスマートフォンを操作して駐車・出庫が可能なリモート機能もトヨタ車で初採用している。

価格・発売日

新型ノア/ヴォクシーの発売日は、2022年1月13日。

消費税込みの価格は、以下のとおりとなっている。同グレードで比較すると、ヴォクシーがノアより少し高い価格設定だ。

新型ノアS-Z(内装色ブラック:7人乗り/ハイブリッド)
新型ノアS-Z(内装色ブラック:7人乗り/ハイブリッド)    前田惠介

なお、同グレードで7人乗りと8人乗りが設定されているものは、同じ価格とされている。

新型ノアの価格

ガソリン仕様:267万円(X 2WD)~351万8000円(S-Z 4WD)
ハイブリッド仕様:305万円(X 2WD)~389万円(S-Z E-Four)

新型ヴォクシーの価格

ガソリン仕様:309万円(S-G 2WD)~358万8000円(S-Z 4WD)
ハイブリッド仕様:344万円(S-G 2WD)~396万円(S-Z E-Four)

新型ノア/ヴォクシー スペック

新型トヨタ・ノアZ(ガソリン/FF) 主要諸元

価格:324万円
全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1640kg
パワートレイン:1986cc直4
最高出力:170ps/6600rpm
最大トルク:20.6kg-m/4900rpm
トランスミッション:CVT
WLTCモード燃費:15.0km/L
燃料:ガソリン
タンク容量:52L
タイヤサイズ:205/60R16

新型ヴォクシーS-Z(ハイブリッド/FF) 主要諸元

価格:396万円
全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1670kg
パワートレイン:1797cc直4+モーター
最高出力(エンジン):98ps/5200rpm
最大トルク(エンジン):14.5kg-m/3600rpm
最高出力(モーター):95ps
最大トルク(モーター):18.9kg-m
トランスミッション:電気式無段変速機
WLTCモード燃費:23.0km/L
燃料:ガソリン
タンク容量:52L
タイヤサイズ:205/55R17

トヨタ車体株式会社ZH1の水澗英紀チーフエンジニア(感染対策を踏まえた上で撮影を行っています)
トヨタ車体株式会社ZH1の水澗英紀チーフエンジニア(感染対策を踏まえた上で撮影を行っています)    前田惠介

記事に関わった人々

  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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