BMW i4 詳細データテスト 傑作EV 4シリーズ譲りのハンドリング おすすめは下位グレード

公開 : 2022.01.29 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

インフォテインメント

メルセデスの影響を受けたのか、BMWはi4に反射防止加工をした曲面ディスプレイに、12.3インチのデジタルメーターと14.9インチのインフォテインメントディスプレイを統合した。賛否両論あるだろうが、オレンジに染まった円形メーターがお決まりだった頃のシンプルなBMWとの違いが、もっとも顕著にみられるのはここだ。

iDriveのソフトウェアは第8世代。グラフィックは超鮮明だが、常に多くの情報やアイコンが表示されているので、これはありがたい。また、幸いにも、ここしばらくBMWではおなじみとなっているダイヤル式コントローラーがこのクルマにも備わっているので、マップやマルチメディアなどのメニューや表示する情報の切り換えが素早くできる。使い方を覚えるのは容易で、iDrive8はすぐに、クラス最高のスムースに操作できるインフォテインメントシステムになる。

最新世代のiDriveは、鮮明なディスプレイと慣れ親しんだダイヤル式コントローラーを備え、この上なく使いやすい。スマホのミラーリングも上々。欠点があるとすれば、メルセデスのような眺めだということくらいか。
最新世代のiDriveは、鮮明なディスプレイと慣れ親しんだダイヤル式コントローラーを備え、この上なく使いやすい。スマホのミラーリングも上々。欠点があるとすれば、メルセデスのような眺めだということくらいか。    LUC LACEY

しかしながら、Apple CarPlayやAndroid Autoを使ってスマートフォンと連携するという選択肢も用意されている。どちらもシステムとの協調はうまくいっていて、携帯デバイスから送った情報はディスプレイ全面に表示でき、ナビゲーションの方向指示はヘッドアップディスプレイに表示することも可能だ。

燈火類

テスト車は、レーザーライトことBMWのアダプティブヘッドライトが標準装備。今の新車市場を見回してもベストといえるもので、レスポンスも鮮明さもすばらしい。

ステアリングとペダル

ドライビングポジションは、BMWの例に漏れずうまく仕立てられている。調整機能も良好。ただし、床下のバッテリーの影響で、あまり低いポジションは取れない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事