ルノー新型車「アルカナ」 5月に日本発売 クーペSUVの価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2022.02.24 15:25

ルノー・アルカナの発売日・価格が判明。フランス車の新型クーペSUVについて、日本仕様の装備、スペック、内装を解説します。

他とは違うクーペSUV登場

ルノー日本法人が、独自技術のハイブリッドを採用したSUV「ルノー・アルカナ」を、5月26日に日本発売すると発表した。

海外のクーペSUVは、これまでドイツ・ブランドを中心に日本市場に送り込まれてきた。

ルノー・アルカナ(ブラン ペルレM)
ルノー・アルカナ(ブラン ペルレM)

そこに昨年末から今年にかけて、このルノー・アルカナ、シトロエンC4、EV版のE-C4といったフランス勢が加わる形となった。

アルカナの日本仕様は、発売日の公表に先駆けて、1月の東京オートサロン2022に展示。

ルノー・ブースで目の当たりにした実車は、なだらかなルーフラインも目を引いたが、それと同じくらいに際立っていたのが200mmという最低地上高の高さだった。

都市型SUVで言うとトヨタハリアーは190mm、シトロエンC4は170mm。

200mmのクリアランスを持つのはスバルXV、メルセデス・ベンツGLA(AMGラインを含まず)といった面々で、雰囲気だけではない“使えるSUV”としての魅力を感じる。

スタイリングの見所とサイズ

ルノー・アルカナ日本仕様のサイズは、全長4570×全幅1820×全高1580mm。ホイールベースは2720mm。

トヨタ・カローラクロスより80mmも長いが、全幅はほぼ同じで、全高は40mm低い。

ルノー・アルカナ(ブラン ペルレM)
ルノー・アルカナ(ブラン ペルレM)

筋肉を思わせるボディサイドの造形、張り出したフェンダー、前後のスキッドプレートがSUVの力強さを表現する一方、優雅に弧を描くルーフラインがエレガンスを感じさせる。

LEDのヘッドライト、リアのコンビライトは、ルノーのモデルを象徴する「C」シェイプを象った。

リアビューは、テールゲートの幅いっぱいに伸びるシグネチャーランプが、クーペライクなフォルムとあいまって、スタイリッシュさと緊張感のある表情を作り出している。

細かなディテールを見ると、フロントにはF1から着想を得たフロントブレードを、フロントバンパー両端には前輪ホイールハウスで発生する乱流を抑えるエアディフレクターを装備。

美しさとスポーティなテイストのミックスが特徴で、それはインテリアでも目にすることができる。

内装 上質なのにスポーティ

アルカナの内装は、ルノー・スポール由来の「R.S.ライン」デザインを取り入れたもの。カーボン調パネルとレッドのアクセントが鮮烈だ。

ルノーらしいのは、そうした要素を上質なマテリアルとともに仕立てているところ。

ルノー・アルカナの前後席内装
ルノー・アルカナの前後席内装

シートは、レザー×スエード調のコンビタイプ(前席は6ウェイ電動)。ドライバーが手を触れるレザー・ステアリングホイール、シートベルトにはレッドステッチが施され、モータースポーツの血統を感じる。

計器類は10.2インチ・フルデジタル・インストゥルメントパネルに表示。インフォテインメントは、後述する7インチ・タッチスクリーンで操作できる。

パーキングブレーキは電動タイプで、オートホールド機能を標準で装備。

後席は、座面を低くすることなく、一般的な体格の男性でもルーフに頭が触れない空間を確保。足元にも余裕がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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