北米アキュラ 新型インテグラ予約開始 価格は3万ドル(351万円)〜 今春から納車開始

公開 : 2022.03.16 11:15

洗練されたエクステリア

この2023年型インテグラは過去のモデルと同様にスポーティかつコンパクトなボディが与えられている。特に1986年にアキュラ・ブランドのスタートに貢献した初代5ドアモデルに近いものだ。この新しいインテグラはクーペのようなシルエットにリフトバックならではの柔軟な使い勝手を両立させている。細いAピラーと低いカウルのおかげでグリーンハウスは広く取られ、より運転に集中することができるとのことだ。

このインテグラは2019年のRDXにも通じるアキュラならではのデザイン言語を用いて設計されているという。ダイアモンド・ペンタゴン・グリルをフレームレス化して用いているほか、ジュエル・アイと呼ばれるLEDヘッドライトやLEDデイタイム・ライト、それにオプションのLEDフォグライトがその表情を作っている。

アキュラ・インテグラ
アキュラ・インテグラ

リアもアグレッシブなデザインとなり、デュアル式エグゾーストがワイドでスポーティなスタンスを表現している。上向きのデッキリッドやワイドな一体型LEDテールライトは先代を連想させるとともに、前後に彫り込まれるインテグラ・ロゴは3代目と共通する。ホイールは17インチが標準だが、オプションで18または19インチも選択可能だ。

Aスペックとよばれるスポーティなグレードを選択することにより、ウインドウの周囲や前後フェイシアがグロスブラックで縁取られる。そしてスポーティなリップスポイラーやAスペックのバッジがフロントフェンダーとテールゲートに取りつけられるのが特徴だ。シャークグレーの18インチホイールに235/40R18サイズのオールシーズン・パフォーマンスタイヤが組み合わされる。

スポーティかつパーソナルなインテリア

インテリアは高品質な素材が使われたスポーティかつパーソナルなものに仕上がっているという。手が触れる部分はプレミアムな質感が与えられ、空調のベントはグリルと同様のダイアモンド・メッシュで覆われており、ピアノブラックのトリムに縁取られている。

インテグラの低いカウルと細いピラー、それにドアミラーにより視界は良好だ。リアシートの乗員には十分なレッグルームが確保され、さまざまなライフスタイルに対応すべく60:40の分割可倒式シートバックによるカーゴエリアの柔軟性が魅力だ。

アキュラ・インテグラ
アキュラ・インテグラ

前席シートは合成皮革のヒーター付きとなり、運転席は8ウェイのパワーシートが与えられている。カラーはエボニー、レッド、オーキッドから選択可能だ。さらにオプションのテクノロジー・パッケージを選択することで運転席はランバーサポートを含む12ウェイに、助手席は4ウェイのパワーシートとなり、その素材もマイクロスエードのインサートが与えられる。

Aスペックを選択した場合、ペダルがステンレス製になるほかメーターの針が赤になり、ステアリングやシート、シフターなどにコントラスト・スティッチが施される。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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