優れた収納力を持つ車内 アウディQ4 eトロン(6) 航続距離計算も正確 長期テスト

公開 : 2022.05.15 09:45

2022年のブランド・ベストセラーも狙える

利便性に優れ快適で、洗練されているQ4 eトロン。プレミアム・ブランドのアウディとして、ほかのモデルとの差別化も重要。フロントマスクのデザインには、もう少し時間を割いても良かっただろう。

特にフロントグリル部分は、大きなプラスティック製パネルで覆われている。この処理には、疑問がなくはない。

アウディQ4 eトロン・スポーツバック 40 スポーツ(英国仕様)
アウディQ4 eトロン・スポーツバック 40 スポーツ(英国仕様)

とはいえ、日常的な使い勝手は上々。英国のアウディは、2022年にブランドでのベストセラーになるだろうと予想しているが、実際にそうなり得る仕上がりだといえる。

ワゴン風ボディのQ4 eトロンと、クーペ風のQ4 eトロン・スポーツバックを合わせると、既に1万2000km以上を筆者は運転したことになる。穏やかで快適な移動時間は、今後も同様に続くはずだ。

テストデータ

気に入っているトコロ

不安のない航続距離:これまで航続距離で不安を抱くことはなかった。目的地までストレスフリーといってイイ。

気に入らないトコロ

レーンキープ・アシスト:褒めにくい英国の道路条件では、すぐに車線を維持できなくなってしまう。

テスト車について

モデル名:アウディQ4 eトロン・スポーツバック 40 スポーツ(英国仕様)
新車価格:4万5775ポンド(約764万円)
テスト車の価格:5万4565ポンド(約911万円)

テストの記録

電費:5.3km/kWh
故障:スピードメーターの不具合
出費:なし

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

長期テスト アウディQ4 eトロンの前後関係

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