北米トヨタ 2023年型タンドラにSXパッケージ追加 詳細は

公開 : 2022.05.17 23:26

高剛性化と足回り変更

シャシーには高張力鋼板を随所に使用し、先代よりも大幅に高剛性化されるとともに、アルミニウムの使用により軽量化も図られている。

また荷台部分も新開発のSMC構造とアルミ製補強クロスメンバーにより、軽量かつ高強度に仕上げられ、テールゲートは先代比20%の軽量化を実現したとのことだ。

トヨタ・タンドラ
トヨタ・タンドラ

サスペンションについてもリーフスプリングを廃止しマルチリンク式に変更されている。これにより乗り心地やハンドリング性能が向上したほか、牽引性能も17.6%増の5443kgになった。

TRDオフロードパッケージではビルシュタイン製の単筒ショックが、TRDプロには2.5インチ径のフォックス製ショックが装着される。さらにフロントスタビライザーやアンダーボディプロテクション、オールテレインタイヤなどのオフロード向け装備が追加される。

リアにはタンドラ史上初めてエアサスペンションが奢られる。アダプティブダンパーとの組み合わせにより、路面状況に応じて減衰力を連続的の調整することができるものだ。

多彩な組み合わせのオプション

この2023年型タンドラには、従来通りダブルキャブとクルーマックスの2種類の4ドアモデルが設定される。

多彩なオプションが用意され、ダブルキャブでは荷台長は1981mmまたは2469mm、クルーマックスでは1674mmまたは1981mmとなる。

トヨタ・タンドラ
トヨタ・タンドラ

オフロード志向の装備を多数持つオフロードパッケージに対し、TRDスポーツパッケージはより公道志向の仕様となる。20インチのTRDホイール、TRDグリル、TRDスポーツサスペンションなどが追加装備だ。

またインテリアも手の触れる部分にはプレミアムな素材が使用されている。アームレスト、ダッシュボード、ドアなどは高品質なパッドでカバーされ、乗員の快適性にも配慮したとのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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