北米トヨタ 2023年型タンドラにSXパッケージ追加 詳細は

公開 : 2022.05.17 23:26

北米トヨタは大型ピックアップトラックのタンドラの2023年型を発表しました。新たに精悍なSXパッケージを追加します。

ダークなアクセントを追加

北米トヨタは2022年に登場したフルサイズピックアップのタンドラに新たにSXパッケージと呼ばれる新しいトリムを設定した。

2023年型タンドラのラインナップは、SR、SR5、リミテッド、プラチナム、1794のグレードが用意されている。さらにTRDプロと新たなフラッグシップであるキャップストーンがラインナップに復活した。

トヨタ・タンドラ
トヨタ・タンドラ

今回新たにSXパッケージが追加されるのは4×2または4×4のSR5で、6.5フィートベッドのダブルキャブと5.5フィートベッドのクルーマックスに設定される。

ダークグレーメタリックの18インチホイールやブラックに変更されたドアハンドルとバンパーがスタイリングをより精悍にしている。

タンドラのドアバッジが取り外されてミニマムな外観にするとともに、テールゲートの4×4バッジがブラックアウトされている。

V6ハイブリッドは437ps

パワートレインはV6ツインターボとV6ハイブリッドツインターボの2種類だ。両エンジンともに10速ATが組み合わされ、シーケンシャルシフトモードや坂道用シフトロジックなどを備えている。

iフォース3.5Lツインターボは、DOHCの24バルブシリンダーヘッドとデュアルVVTiシステムにより最高出力389ps、66.2kg-mを発生する。

トヨタ・タンドラ
トヨタ・タンドラ

さらにハイブリッドモデルでは437ps/5200rpm、80.6kg-m/4200rpmを発生する。EPA推定複合燃費は9.4km/Lだ。

このハイブリッドシステムはエンジンと10速ATの間のベルハウジング内に配置されたクラッチ付きモータージェネレターを組み合わせるものだ。バッテリーは288Vのニッケル水素バッテリーを助手席下に搭載している。

低速域ではモーターが主役だが、29km/h以上ではエンジンが常時稼働し中高速域での性能に貢献するという。

オフロード向け装備も多数

タンドラのTRDプロモデルやTRDオフロードパッケージ付の4×4モデルでは、オフロードでの走破性を高めるための装備が多数用意されている。

マルチテレインセレクトはあらゆる地形でホイールスピンを抑制するほか、クロール・コントロールは5段階に設定された超低速域でのクルーズコントロールとして機能し、ステア操作に集中することができる。

トヨタ・タンドラ
トヨタ・タンドラ

またこれらのグレードでは、4WDロー時のトラクションを高めるため、電子制御式のリアデフを標準装備している。

さらにマルチテレインモニターにより車両の周囲の障害物をモニターで確認することができる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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