フェラーリ・レーシング・デイズ2022 創業75周年を祝い、500台が鈴鹿に

公開 : 2022.06.29 20:25  更新 : 2022.06.29 20:26

東京からツーリング 「Road to Suzuka」を開催

今回のイベントでは、フェラーリ・オーナーズ・クラブによる愛車でFRD会場を目指す「Road to Suzuka」も開催。

東京組は東京プリンスホテルに集合し、F40F50から最新型まで75台のフェラーリが鈴鹿を目指した。

フェラーリ・オーナーが愛車でFRD会場を目指す「Road to Suzuka」を開催。東京からはF40、F50から最新型まで75台のフェラーリが鈴鹿を目指した。
フェラーリ・オーナーが愛車でFRD会場を目指す「Road to Suzuka」を開催。東京からはF40、F50から最新型まで75台のフェラーリが鈴鹿を目指した。    フェラーリ・ジャパン

「Road to Suzuka」は、このほか大阪を出発するグループも設けられ、こちらは距離が近いこともあり一足先に鈴鹿入りした。

開催2日目となる6月26日(日)には、75周年記念パレード走行が行われ、日本全国から集まった新旧のフェラーリがサーキット内を走行し、終了後に記念撮影が行われた。

オフィシャル・フォトセッションでは、コース上にFXX-K Evo、F2003-GA、F10を先頭に、その後方にF50、288GTO、F40、3列目にはFFX、ラフェラーリ、エンツォ・フェラーリが。4列目にはモンツァSP1/SP2という豪華な顔ぶれで行われた。

展示エリアに潜入 2日限りのフェラーリ・ワールド

パドックには2棟の大型テントが建てられた。

1つはテーラーメイドを紹介するコーナーで、往年の名車をインスパイアしたSF90と812GTS、ローマを展示し、ビスポークの可能性を提案していた。

テーラーメイド棟では、5種類のアプローチで仕立てられた作例が、オーナーにビスポークをアピールしていた。
テーラーメイド棟では、5種類のアプローチで仕立てられた作例が、オーナーにビスポークをアピールしていた。    上野和秀

もう1つの棟はフェラーリ・クラシケの世界を紹介するもので、250GT LWBコンペティツィオーネTdFとF40を展示。その周りには本社から持ち込まれたアーカイブが特別展示された。

ピットの2階にあるラウンジスペースでは、この場で発表となった296 GTSの披露会場と、リストランテ・キャバリーノと名付けられたレストランでランチがふるまわれた。

マネッティーノ・ラウンジでは、スーパーGTを488 GT3で闘うケイ・コッツォリーノ選手によるトークショーが行われ、参加者の人気を集めていた。

フェラーリ創業75周年を迎える今年、日本でフェラーリとそのオーナーたちが築き上げた歴史に新たな1ページが刻まれた2日間だった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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