メルセデス・ベンツSクラス リコール届出 後部灯火類が点灯しなくなるおそれ 約4300台対象

公開 : 2022.07.03 12:05

メルセデス・ベンツ日本は、Sクラス計4286台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。

リアSAMコントロールユニット不具合

メルセデス・ベンツ日本は、2022年6月30日付で、メルセデス・ベンツSクラス(2020年8月10日~2022年3月11日輸入)計4286台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、リアSAM(信号検知制御モジュール)コントロールユニットの制御プログラムにおいて、設計が不適切なためエンジン始動時に誤ってリアSAMの初期化がおこなわれることで、関連するユニットの警告灯が点灯するとともに、リアドアのパワーウィンドウが作動しないなどの作動が制限されることがある。

メルセデス・ベンツSクラス(2020年8月10日~2022年3月11日輸入)の一部機種が対象
メルセデス・ベンツSクラス(2020年8月10日~2022年3月11日輸入)の一部機種が対象    メルセデス・ベンツ

この不具合に起因して、最悪の場合、テールランプユニットが正しく作動せず後部の灯火類が点灯しなくなるおそれがあるという。

改善策として、全車両、リアSAMコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。

ドイツ本国からの情報、および市場からの情報提供によりリコール届出となった。

同様の不具合は4件確認されている。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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