シトロエンCエリゼ/C4L、デビュー

公開 : 2012.06.20 13:19  更新 : 2021.03.05 21:45

シトロエンは、グローバル・ブランドとなる2台のニュー・モデルをデビューさせた。シトロエンCエリゼとC4Lがそれで、2012年に地中海に面した国と中国で販売されるのを皮切りに、2013年にはロシアでも販売される。

また、同時にこの6月28日より中国でDSブランドの3モデル、DS3、DS4、DS5を売り出すことも決定している。

Cエリゼは、スペインのヴィゴ工場で生産されるモデルで、トルク、スペイン、中央ヨーロッパ、アルジェリアで販売される3ボックスのCセグメント・モデルだ。新興成長市場のあまり良くない燃料品質にあわせて設計せれたPSA VTi72ガソリン・エンジンが搭載される。その1.4リッター・エンジンの出力は72bhp、11.2kg-mだ。燃費は20.0km/lで、CO2排出量は115g/km。5速のマニュアルまたはオートマティック・トランスミッションが組み合わせられる。

また、VTi 115エンジンもマニュアルまたはオートマティック・ミッションと共に組み合わせられ、PSのHDi 92エンジンも用意される。HDi 92エンジンは、24.4km/lの燃費と108g/kmのCO2排出量をマークするディーゼル・ユニットだ。

Dセグメントに対抗しうる506リッターの荷室容量をCエリーゼは確保していると、シトロエンは主張している。ホイールベースはクラスでは最長とも言える2650mmだ。

一方C4Lは、シトロエンの上海スタイル・センターからの最初のモデルとなる。C4Lは、販売される国で造られるのが原則で、ロシアのカルガ工場、中国の武漢にある東豊工場で生産される。エンジン・ラインナップは、BMW/PSAのTHP 155およびTHP 175ガソリン・ユニット、あるいはPSのVTi 135ユニットだ。トランスミッションは、6速のシーケンシャル・オートマティックが組み合わせられる。

シトロエンは、回り込んだシートと長いホイールベースによって、ファースト・クラスのラウンジのようなリア・コンパートメントを作り出すことができたという。

キーレスエントリー&スタート、タッチスクリーンの衛星ナビ、バックモニター、ヒーテド・ウインドスクリーン、そしてイオン・エアコンなどが装備される予定だ。

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