スコダ 新たなブランドロゴ発表 市販車からエンブレム廃止、今後は文字で

公開 : 2022.08.31 18:05

チェコの自動車メーカー、スコダは新しいロゴを発表しました。エンブレムは2Dデザインとなり、広報やデジタルでのみ使用。市販車にはワードマークのみが使用されます。

市販車にはワードマークのみ使用

チェコの自動車メーカーであるスコダは、新しいブランドロゴを公開した。また、市販車には今後エンブレムは使用せず、ワードマークのみを使用する。

スコダにとっては8番目となるロゴで、新しいデザイン路線「モダン・ソリッド」とともにブランドイメージの近代化を図る。

スコダの新しいワードマーク
スコダの新しいワードマーク    スコダ

今後、エンブレムは広報やデジタル用途にのみ使用される。親会社のフォルクスワーゲンが2019年に行ったように、3Dデザインから2Dに変更されている。デジタルで見栄えを考慮し、以前よりもシンプルですっきりしたデザインとなった。

一方、新しいワードマークは2024年から全車種に展開される。

エコロジーと電動化を掲げるエンブレム

スコダは今回のロゴ変更について、過去30年間で最も大きな変化であると述べている。同社のセールス&マーケティング部門の責任者であるマーティン・ヤーンは、「変革の10年にふさわしいもの」と語る。

ワードマークは、通常「S」の上にあるアクセント記号「カロン」を文字に取り入れたもので、チェコのルーツを表現しているという。従来のアクセントは、チェコ語圏以外のユーザーに誤解を招くおそれがあったが、この変更により、アクセントを維持しながら余計な混乱を避ける狙いだ。

スコダの新しいエンブレム
スコダの新しいエンブレム    スコダ

エンブレムは、「エメラルド」と「エレクトリック」と名付けられた色調の異なる2色のグリーンを特徴としている。スコダによると、エコロジー、サステナビリティ、エレクトロモビリティを表現しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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