SUVモデルが販売伸ばす! 2022年8月の新車販売ランキング 登録車・軽の新型車の動向は?

公開 : 2022.09.07 06:15

8月の販売台数レポートです。SUVの新型車が着実に伸びています。また、8月末発売のスペーシア・ベースは約1000台を販売。モデル名別のランキングを見てみましょう。

登録車 トップ3はヤリス/ノート/カローラ

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2022年8月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連・全軽自協調べ)。

結果を見ると、パーツの供給不足や工場従事者の新型コロナウイルス感染による生産ラインの一時稼働停止の有無が、モデルごとの販売成績にはっきりと表れる形となった。

登録車・軽を合計したランキングでも、ヤリス・シリーズが1位。SUVボディの派生モデルの存在は、シリーズのネームバリューを高める。写真は欧州で販売されているヤリス・クロス。
登録車・軽を合計したランキングでも、ヤリス・シリーズが1位。SUVボディの派生モデルの存在は、シリーズのネームバリューを高める。写真は欧州で販売されているヤリス・クロス。    トヨタ

登録車の8月のランキングは、トヨタ・ヤリスが生産調整の影響で前年同月比24.0%減ながら1万4041台を販売して4か月連続での首位につく。

続く第2位には、今秋にマイナーチェンジを控えるものの、同10.0%増(7871台)を記録した日産ノートが1ランクアップで位置。

第3位には、同3.2%増(7334台)を達成したトヨタ・カローラが、1ランクダウンで入った。

また、第4位には同3.2%減ながら5733台を売り上げたトヨタ・ライズが前月から3つ順位を上げて、第5位には同22.6%増(5275台)を成し遂げた日産セレナが1つ順位を上げてランクインした。

2022年8月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・ヤリス:1万4041台
2位 日産ノート:7871台
3位 トヨタ・カローラ:7334台
4位 トヨタ・ライズ:5733台
5位 日産セレナ:5275台
6位 ホンダフリード:5199台
7位 ホンダ・フィット:5148台
8位 トヨタ・ルーミー:4924台
9位 ホンダ・ステップワゴン:4614台
10位 トヨタ・アクア:4456台

新型車の成績を見ていこう。

エクストレイル販売倍増 SUV勢が伸びる

本年5月に新型に移行したホンダ・ステップワゴンは、前年同月比58.7%増(4614台)を販売して第9位に。

本年1月に全面改良したトヨタ・ノアは、同22.3%増(3766台)を記録して第11位に位置。

7月にフルモデルチェンジを果たした日産エクストレイル。可変圧縮比ターボを用いたeパワー・モデルだ。
7月にフルモデルチェンジを果たした日産エクストレイル。可変圧縮比ターボを用いたeパワー・モデルだ。    日産

また、8月にプラドの特別仕様車を設定したランドクルーザー・ワゴンが、同12.0%増(2869台)を達成して第16位に。昨年12月に一部改良モデルを発売したマツダCX-5は、同113.2%増の2618台を売り上げて第18位に。

7月に全面改良した日産エクストレイルが、同162.3%増(2151台)を記録して第21位に。昨年12月に新型のPHEVモデルを発売した三菱アウトランダーが、同2390.8%増(1619台)を成し遂げて第27位に。

8月にSTIスポーツを追加したスバルフォレスターが、同28.2%増の1495台を販売して第29位に。8月にマイナーチェンジしたマツダCX-30が、同59.3%増(1211台)を登録して第32位に。

8月に一部改良を図ったスズキ・クロスビーが、同44.6%増(1015台)を達成して第35位に入るなど、SUVモデルが健闘する。

さらに、7月に5MT車の燃費向上を果たしたスズキ・ジムニー・シエラは、同62.6%増の899台を販売して第38位に。

本年1月に一部改良を実施したマツダ・ロードスターは、同51.9%増の899台を売り上げて第39位に。昨年10月に新型に移行したGR86は、793台を登録して第42位にランクインした。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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