新型ダイハツ・アトレーの車中泊、「ポップアップルーフ」で ジャパンキャンピングカーショーで発見!

公開 : 2023.02.05 16:15

「新型アトレー」にポップアップルーフがついた軽キャンを発見。ジャパンキャンピングカーショー2023のフィールドライフ・ブースからレポートします。

予告モデル まだ名前のない軽キャン

新型ダイハツ・アトレーでは珍しいポップアップルーフ仕様のキャンピングカーを見つけた。

千葉県・幕張メッセで開催中のジャパンキャンピングカーショー2023で、フィールドライフ販売のブースに展示されている。

群馬県のビルダー、株式会社フィールドライフ販売が展示した名称未定の予告モデル。ダイハツ・アトレーRS(4WD)がベースのポップアップルーフ仕様だ。
群馬県のビルダー、株式会社フィールドライフ販売が展示した名称未定の予告モデル。ダイハツ・アトレーRS(4WD)がベースのポップアップルーフ仕様だ。    AUTOCAR JAPAN

じつはこの車両、まだモデル名が決まっていない。

車内に置かれていたスペックプレートにも「展示品名:新型アトレーベース(名称未定)」と書かれている。

どういうことなのか? 

群馬県渋川市を拠点にするフィールドライフ販売は、20年以上にわたり国産キャンピングカーを製造・販売しているビルダーさんだ。

いわゆる軽キャン市場を切り開いてきた同社は、自動車メーカーの正規ディーラーが独自に企画・販売するオリジナルキャンパーの生産を任されるほど信頼が厚い。

ダイハツ・アトレーが新型になったのは2021年末だったが、それ以降、こうしたディーラー向けの納車が途絶えずに続き、やっとフィールドライフ自身の「新型アトレーベース」を手掛ける余裕ができたという。

ボディサイズは? 発売時期は?

同社のキャンパーの特徴となっているのが、屋根を斜めに持ち上げると居住スペースが現れるポップアップルーフの架装。

バロッコ、コングといったフィールドライフ販売の人気車種にもこうした構造が採用されてきた。

ポップアップルーフのテント部は、左・右・前の3方向をメッシュ地にすることができる。ルーフ内の写真も撮ることができた。
ポップアップルーフのテント部は、左・右・前の3方向をメッシュ地にすることができる。ルーフ内の写真も撮ることができた。    AUTOCAR JAPAN

「やっと作業を始められるようになったというのが本音。ポップアップルーフを架装しただけの状態ですが、ご来場者に見ていただきたくて今回のショーに持ってきました」という新型アトレーベースも、やはりルーフを持ち上げればテントが現れる。

写真のように3方向をメッシュ地にすることができるので、風の通りも確保できる。屋根の上の秘密基地といった感覚だ。

このクルマのボディサイズは、全長3395×全幅1475×全高1980mmというもの。

ベース車の「アトレーRS(4WD)」と比べて90mmほど車高が高い計算になる。

そして乗車定員は3人、就寝定員は3人とされており、これから車室内に大型サイドソファを配置する予定というから完成が楽しみだ。

フィールドライフ販売は「春ごろの発売を目指して現在開発中」としているから、暖かくなったころに再び情報をお届けしたい。

ジャパンキャンピングカーショー2023は、2月6日 月曜まで開催されている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ダイハツの人気画像