【日中関係も今後生産に影響か?】2025年11月期の新車販売台数 5カ月連続で前年実績を下回る
公開 : 2025.12.02 07:05
2025年11月期の新車販売台数(速報値)が発表されましたが、5カ月連続で前年実績を下回る結果に。軽自動車が前月のプラスからマイナスに転じ、合わせて登録車のマイナス幅も広がりました。
登録車11月期のブランド別新車販売台数
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2025年11月期の新車販売台数(速報値)を発表した。
日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2025年11月期の新車販売台数は、前年同月比6.1%減の23万4715台と5カ月連続でのマイナス。

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2025年11月期の軽自動車の新車販売台数は、同3.4%減の13万5006台と2カ月ぶりにマイナスに転じる。
結果として、トータルでの2025年11月期の新車販売台数は同5.1%減の36万9721台と5カ月連続で前年実績を下回った。
2025年11月期のブランド別新車販売台数
登録車で前年実績を上回ったのは、前月と同様にスズキ(前年同月比18.8%増の1万4145台)とレクサス(同19.3%増の7564台)、そしてプラスを回復したダイハツ(同44.1%増の2144台)という3ブランドのみ。
それ以外のトヨタ自動車(同1.5%減の12万745台)やホンダ(同0.8%減の2万6322台)、日産自動車(同39.6%減の1万4430台)、マツダ(同16.1%減の8238台)、スバル(同12.9%減の6899台)、三菱自動車(同52.9%減の2467台)は前年実績割れが続いた。
一方で貨物車のブランドは、三菱ふそう(同17.1%増の3479台)が前月のマイナスからプラスに転じ、またUDトラックス(同1.5%増の1078台)はプラスを継続。
対していすゞ自動車(同0.9%減の6084台)は前月のプラスからマイナスに変わり、また日野自動車(同25.6%減の2656台)はマイナスが続いた。
軽自動車11月期のブランド別新車販売台数
軽自動車の2025年11月期のブランド別新車販売台数
前年同月比で9.1%減ながら4万4290台を記録したスズキが2カ月ぶりにシェアトップに就き、前月は22カ月ぶりに首位を獲得したダイハツは、同8.0%増ながら4万2254台にとどまって第2位に陥落した。
また、ホンダは同11.2%減の2万2482台、日産自動車は同4.6%減の1万3607台と前年実績割れが続いたものの、新車効果が出た三菱自動車は同12.9%増の7039台とプラスを回復する。

一方、OEM供給を受けるブランドではトヨタ自動車が同28.8%増の1894台とプラスを継続。対してスバルは同28.5%減の1080台とマイナスに転じ、またマツダは同22.2%減の2341台と前年実績割れが続いた。
2025年11月期の新車販売概況に関して
業界団体の関係者は、「新車販売は2025年度の後半に入ってマイナスが続いていたものの、8月期の前年同月比8.3%減をピークに、9月期は同2.4%減、10月期は同1.8%減と、その数値はわずかながら縮小傾向にあった。
しかし、11月期は同5.1%減と、再びマイナス幅が拡大。軽自動車が前月のプラスからマイナスに転じ、合わせて登録車のマイナス幅も広がってしまった」と指摘する。
今後の動きについては、「ユーザーの新車の購入意欲は安定して推移しているものの、厚生労働省の勤労統計調査では実質賃金が9カ月連続でマイナスとなり、また冬に入って光熱費や水道料金、食料品などの値上げが続いていることから、新車販売市場は楽観できない状況。
原材料費や輸送費などの高騰に伴う車両価格の相次ぐ上昇や、消費者のクルマに対する低価格志向が強まっていることも、トータルで見ると不安要因。日中対立が長引く見通しで、レアアース(希土類)の輸出制限といったカードを中国が切る可能性があることも懸念材料」と解説した。










































