新型レクサスLM、旧モデルとの違いは? サイズや内外装を比較

公開 : 2023.04.18 11:29

レクサスLM新型が登場し話題です。旧モデルから何が変わったのか。サイズや内外装を比較しました。

新型レクサスLM、大型化

4月18日から開催されている上海モーターショーで世界初公開となった、レクサスのフラッグシップミニバンの新型LM。

先代モデルは中国や香港、東南アジアなどの一部地域でのみの販売となっており、日本国内では正規販売がされなかった車種となっていた。

新型レクサスLM。旧型に比べると全長で+85mm、全幅で+40mm、全高とホイールベースは変わらず。
新型レクサスLM。旧型に比べると全長で+85mm、全幅で+40mm、全高とホイールベースは変わらず。

しかし今回発表となった新型は2023年秋ごろから日本での販売を予定しているということで注目の高い1台となっている。

そこで今回は、現在公開されている情報の中から、旧型との違いを探ってみたい。

まずはボディサイズだが、新型(数値は上海モーターショー出展車両のもの)は全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm、ホイールベース3000mmとなっており、旧型に比べると全長で+85mm、全幅で+40mm、全高とホイールベースは変わらずとなっている。

すでに旧型でもその堂々としたスタイルや室内空間の広さには定評があるため、ボディサイズは大きく変える必要もなかったということだろうか。

室内幅については詳細が発表されていないが、ホイールベースが変わっていないことから考えても、旧型同様、広く快適な室内空間を実現していることは間違いないだろう。

一方、タイヤサイズは上海モーターショーで出展された大径ホイール装着車が225/55R19となり、旧型の18インチから更なる大径化を果たしたほか、別途設定される17インチ仕様も225/65R17と、旧型の225/60R17よりもタイヤ外径がアップしていることがわかる。

内外装のデザインは?

エクステリアのデザインは一目見て「新型LMだな」とわかるものとなっており、基本的にはキープコンセプトとなっている。

しかしレクサスのアイデンティティでもあるフロントのスピンドルグリルは旧型のメッキではなく、ボディ外板色を採用することでシームレスを表現。さらに周辺部品との境界の段差を減らし、ボディとより融合した構成とすることで空力性能や冷却性能、操縦安定性にも寄与するものとなっている。

エクステリアのデザインは一目見て「新型LMだな」とわかるものとなっており、基本的にはキープコンセプト。
エクステリアのデザインは一目見て「新型LMだな」とわかるものとなっており、基本的にはキープコンセプト。

また良くも悪くも旧型の特徴となっていた個性的なBピラー周辺の処理はスリークなものとなっており、Cピラ―後端まで伸ばされたクォーターウインドウとAピラーの一部をブラックアウトすることで、前後方向にい抜けの良い開放的なキャビンを想起させるスタイルとなった。

一方のインテリア、運転席周辺はレクサスのコックピット思想「Tazuna Concept」を採用し、シンプルなインパネとコンソールにより運転に集中できる環境となり、メーターもアナログメーターではなくディスプレイタイプとなった。

続いて後部座席だが、今回発表されたモデルは4座仕様となっており、旧型と同じく運転席後方にはパーティションが配置されている。そこに備わるワイドディスプレイは48インチと旧型よりも大型化がなされており、そこに見晴らしを考慮した昇降ガラスとアシストグリップを統合。

さらにスピーカーや冷蔵庫、収納といった各機能は加飾と融合させつつ極力段差を減らすフラットなデザインとなっており、視覚的ノイズを減らして乗員がリラックスできる空間づくりを徹底している。

そしてシートには座面だけでなくアームレストやオットマン部分にもシートヒーターを採用するなど、4座仕様は究極のショーファードリブンに仕上がっているようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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