スズキの国内2工場、3稼働日の操業停止へ 「スペーシア」「ソリオ」など生産

公開 : 2023.06.02 18:15

スズキが、湖西(第一)、相良の両工場を操業停止すると発表。6月5日~7日まで停まります。原因はパーツ不足。生産が滞るモデルも発表されました。

部品の供給不安、解消はまだ先か

スズキが、湖西工場(第一)、および相良工場の操業を、3稼働日にわたり停止すると明らかにした。

6月5日(月)、6日(火)、7日(水)に終日停止を実施する。半導体を含む部品の供給不足が原因だという。

スズキの登録車販売を牽引するソリオ。フルハイブリッド車は独自のパラレル方式ハイブリッドシステムを採用し、燃費22.3km/L(WLTC)を達成。
スズキの登録車販売を牽引するソリオ。フルハイブリッド車は独自のパラレル方式ハイブリッドシステムを採用し、燃費22.3km/L(WLTC)を達成。    AUTOCAR JAPAN

操業停止の対象となるモデルは、湖西工場で生産される「スペーシア」「ハスラー」「ワゴンRスマイル」。相良工場の「イグニス」「スイフト」「ソリオ」「クロスビー」だ。

スペーシアは、2022年度(2022年4月~2023年3月)に11万台を販売した軽スーパーハイトワゴン。ホンダNボックスダイハツタントと軽乗用車の新車販売でトップ3を争う人気モデルだ。

同じ期間に4.7万台を販売しているのがコンパクト・ミニバンの「ソリオ」。フルハイブリッド車(写真)が復活したことも追い風となり、2022年度の登録車販売ランキングで15位に入った。

スズキは今回の発表に際し、「お客様ならびに関係者の皆さまには、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。上記車種に限らず部品供給は不安定な状況が続いています。今後の工場操業につきましては、都度状況を見極めた上で、影響が判り次第適宜ご案内させていただきます」とメッセージを添えている。

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    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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