トヨタGRカローラが再販! こだわりの改良で550台の抽選販売 新色シアンメタリックも

公開 : 2023.08.23 13:32

「GRカローラ」の再販が決定! 一部改良の内容はこだわりを感じるもの。550台限定で、抽選販売の申込みがスタートしています。

抽選申し込み 9月11日8:59まで

トヨタ・ガズーレーシングが、GRカローラを再販することが分かった。

今回は一部改良モデルが550台送り出される形だ。

再販されるGRカローラRZ。画像は限定の新ボディカラー「シアンメタリック」。
再販されるGRカローラRZ。画像は限定の新ボディカラー「シアンメタリック」。    トヨタ

抽選販売の形式をとり、その申込みは、2023年8月23日13時30分~9月11日8時59分までウェブサイトで受付けるという。

商談は9月下旬より順次始まり、販売開始は2023年秋頃の予定だ。

一部改良の内容は、「スーパー耐久シリーズをはじめとした様々なモータースポーツ現場での学びを生かした改善を実施。意のままの走りをさらに進化させるため、運転操作に対するダイレクト感とスタビリティを向上させました」とトヨタは説明する。

具体的には、2つの改良が注目だ。

1つ目は、シャシー部品を締結するボルトの一部に、締結剛性向上ボルトを採用したこと。

例えば、フロントサスのメンバー/ステアリングギアボックスを締結するボルトは、下図に示した“フランジにリブ形状を追加”したものとなった。

また、リアサスのメンバー/ボディのボルトは、“頭部サイズを拡幅”している。

これらの効果により、ステアリング操作に対する応答性・直進安定性を向上し、クルマとの一体感が高まるという。

価格発表 ホントに550台だけ?

2つ目は、スタビリティの向上。

フロントバンパーダクト形状を改善することで、ホイールハウス内の空気の流れを最適化。操縦安定性の向上につながったという。

フランジにリブ形状を追加した締結剛性向上ボルト。フロントサスのメンバー/ステアリングギアボックスの締結に採用。
フランジにリブ形状を追加した締結剛性向上ボルト。フロントサスのメンバー/ステアリングギアボックスの締結に採用。    トヨタ

それ以外にも限定となるボディカラー&専用内装色も登場。

新設定の外板色シアンメタリック(画像)に、専用内装色ブラック×ブルーを設定し、50台限定で販売する。この台数は今回の抽選販売550台の中に含まれる。

一部改良型GRカローラ(グレード:GRカローラRZ)の価格は525万円を維持。

前述のとおり550台の販売となるが、トヨタは「半導体不足が緩和の傾向にあるため、販売台数を増加させる可能性があります」としているから、最新の情報を確認しておくといいだろう。

トヨタ・ガズーレーシングは、2021年から水素エンジンカローラでスーパー耐久シリーズにROOKIE Racingより参戦。GRカローラの車両基本性能の向上を図りながら、新たな動力源の選択肢として「水素エンジン技術」をモータースポーツの場で鍛えている。

同社は「今後も継続的なモータースポーツ参戦を通して、GRカローラを進化させていきます」としているから、トヨタにおけるこのモデルの役割は大きそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

GRの人気画像