ロータスの最新エレクトリックGT「エメヤ」 アナログとデジタルを駆使して制作

公開 : 2023.11.04 07:45

エメヤのインテリア

大胆かつダイナミックなインテリア

インテリアでは、キャビン内を一筋の光が巡り、すべての乗員に先進的なラグジュアリーの空間を作り出す。ダッシュボードの中央に流れるように配置された極薄のウィングレットは、軽量化に対する創業者コーリン・チャップマンの有名な情熱をさりげなく表現すると同時に、現代的なクラフトマンシップに対するデザインチームのこだわりを際立たせている。

インテリアのすべての要素は、フォルムと素材による「軽さ」という同じ哲学のもとにデザインされ、人間工学に基づいて開発されている。先進的なパフォーマンスと技術的な芸術性を融合させたエメヤのインテリアには、耐久性のある再利用繊維や高度な高級素材が多用されているとロータスは発表した。

ロータス・エメヤ
ロータス・エメヤ

すべてのインテリアのタッチポイントにローレット加工が施された金属は、贅沢な触感を提供し、洗練された感覚をさらに高めるという。露出したカーボンファイバーのエレメントは、ブランドの輝かしいレーシングの伝統に焦点を戻し、エメヤが「ドライバーのための」パフォーマンスカーであることを乗員に優しく思い出させる。

エメヤの制作過程では、アナログとデジタルのツールが駆使され、クルマは伝統的な手法で物理的に作られ、その後デジタル技術で改良された。並行して、クレイモデルの絶え間ない開発/デジタル化/手直し/改良/物理的およびバーチャル環境でのレビューが行われ、ロータスがエメヤを市場に投入するスピードと精度が加速された。

ワールドクラスのデザインチームを率いるのは、ロータス・グループのデザイン担当副社長であるベン・ペインだ。ベンは、複数のプレミアムカー企業やクリエイティブエージェンシーで影響力のある職務を歴任し、自動車デザインとブランドに関する幅広い知識をもたらしていると同社は発表している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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