英モーガンと伊ピニンファリーナが初コラボ 特別な限定生産モデルを共同開発中

公開 : 2023.11.13 06:25

・モーガンとピニンファリーナが限定生産モデルを共同開発。
・両社の特徴をあわせたユニークなデザインに期待。
・モーガンのデザインが大きく進化? 今後の製品計画にも影響か。

ユニークなデザインの限定生産車

英国の自動車メーカーであるモーガンは、イタリアのデザイン会社ピニンファリーナと共同で限定モデルを開発中である。

ピニンファリーナがデザインの主導権を握ると見られており、「個別の依頼による限定生産」と説明されている。屋根のないロードスターで、プラス・フォーやプラス・シックスでおなじみのフロントエンジン、後輪駆動、BMWベースのメカニカルが採用されるようだ。

モーガンがデザイン会社と提携するのは114年の歴史で初と見られる。
モーガンがデザイン会社と提携するのは114年の歴史で初と見られる。

詳細の発表は2024年になる見込みだが、この開発プロジェクトにより、モーガンのデザインスタイルを「ジェット時代」へと大きく前進させることになるという。モーガンの従来の製品計画とは一線を画すものと考えられる。

モデルの名称はまだ明らかにされていないが、デザインは非常にユニークで、モーガンの特徴的なシルエットをピニンファリーナが独自にアレンジしたものとなるだろう。両社は「2世紀以上にわたるコーチビルドの専門技術の結集を祝うもの」と表現している。

モーガンは以前、プラス・フォーをベースとするオフローダー、CXTを8台製造している。

モーガンが外部のデザイン会社と協業するのは、1909年の開業以来、これが初めてと思われる。

マッシモ・フマローラCEOは、「コーチビルドは流行や国境に縛られるものではありません。モーガンとピニンファリーナの情熱の共有は明らかであり、いずれ多くのことを共有できることを楽しみにしています」と述べている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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