マツダ2

公開 : 2014.11.06 22:55  更新 : 2017.05.29 19:13

■どんなクルマ?

完全なる新設計の最新型マツダ2(日本名:デミオ)は、より大きく、さらに高級感を増し、フォルクスワーゲンのステータス性をモノにするという野望の元に、晴れて英国でもデビューを果たした。

これまで7年にわたって販売された先代のマツダ2は、フォード・フィエスタのシャープな身のこなしや、インテリアに一歩及ばなかったのだが、現行型はどうなのだろう。早速見ていくことにしよう。

今回の4代目は、今までの華奢だった佇まいから一転、力強いデザインを基調にしている。今のところは5ドアのみの設定で、ホイールベース、荷室容量ともに拡大されている。今や立派なサイズの5ドア・ハッチに生まれ変わったのである。マツダの従来のならわしとは異なるのだが、プロポーションに磨きをかけるためにAピラーは80mm後方に移動されたことにより、一般的な同クラスのルックスと明確な差別化が施された。

とは言っても、筆者個人の感想ではあるが、まだまだ控えめである印象は拭えない。実際に見てみると、ホイールはわずかにボディ内側に引っ込んでいるし、マツダ3をスケールダウンしただけに見えなくもない。

見た目こそ明らかに大きくなってはいるものの、ほとんど車重は変わっていないのは、ボディワークに高張力鋼を用いているからである。言うまでもなく剛性の向上にも寄与している。

スカイアクティブ技術もこのクルマに取り入れられ、英国では、1.5ℓディーゼルと1.5ℓガソリンの2種類の4気筒エンジンから選ぶことができる。前者は燃費が29.4km/ℓ、CO2排出量が89g/kmの105psを発生する最新ユニット、後者は75ps、90ps、116psの3本立てとなっている。

読者の方の多くがご存知のことと思うが、マツダはエンジニアリングの細かいところまで、かなりの情熱をささげている。したがってディーゼル・エンジンは、最近デビューしたばかりの2.2ℓエンジンにも用いられるスカイアクティブ・テクノロジーが反映され、他のユニットにも徹底したダウンサイジング化が図られている。それゆえにこのディーゼル・エンジンも例外的な低圧縮比を実現。熱効率の向上にも抜かりはない。

英国仕様のギアボックスは、5速あるいは6速マニュアル・ギアボックスが標準となる一方、(今回は試してはいないが)オートマティック・ギアボックスにも改良が施され、より一層、操作感は軽く、反応は素早くなっているのだそうだ。

今回われわれが試したのは、いわゆるプリ-プロダクション・モデル(英国では来年の春まで販売を待たなければならない)で、おそらく装備品が豊富なグレードに分類されることになるはずだ。マツダは英国仕様のスペックをまだ明らかにしていないが、インフォテインメント・スクリーンやレーン・アシスト、ブラインド・スポット・モニタリングなどの新しい安全装置が標準採用になるのではないかと予想される。

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