最高出力476psの高性能EV ポールスター2に特別仕様車設定 270台の限定生産モデル

公開 : 2022.06.03 18:25

ポールスター2に最高出力476psの限定モデルが登場。米国と欧州で270台のみ販売される最上級仕様です。

足回り強化 ハンドリング向上

ポールスターは、EVセダン「2」の高性能モデル「BSTエディション270」を新たに発表した。

新型ポールスター2 BSTエディション270は、同社にとって「これまでで最もダイナミックな電動ドライバーズカー」と表現されている。昨年、英国の自動車イベントでプロトタイプが披露された。

ポールスター2 BSTエディション270
ポールスター2 BSTエディション270    ポールスター

パワートレインが大幅に強化され、最高出力476ps、最大トルク69.4kg-mを発揮。0-100km/h加速は4.2秒となっている。

さらに、車高を25mm下げ、2ウェイ調整可能なオーリンズ製ダンパー、標準より20%硬いスプリング、新しいフロントストラットバーを装着。ハンドリングの向上を図っている。21インチのマットブラックホイールには、特別に開発されたピレリPゼロ・タイヤが装着される。

78kWhのバッテリーがフロア下に搭載され、航続距離は約470km。

内外装も専用デザインに

ボディカラーはグレーとホワイトの2色を設定。マットブラックのレーシングストライプがオプションで用意されている。

ブレーキキャリパー、タイヤバルブキャップ、シートベルトに施されたゴールドのディテールは、ボルボから独立する前に製造されたポールスター・エンジニアードモデルを彷彿とさせる。

ポールスター2 BSTエディション270
ポールスター2 BSTエディション270    ポールスター

インテリアは「チャコール・ウィーヴテック」仕様となっている。

ポールスター2 BSTエディション270は、2022年半ばに生産が開始される予定だ。米国と欧州向けに270台のみ生産される限定モデルだ。

同社のCEOであるトーマス・インゲンラートは、次のように述べている。

「2021年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(英国の自動車イベント)で公開したポールスター2の特別仕様車には大きな反響があり、市販用にもこのようなバーションを作るべきだと思いました」

価格は未確認だが、6万ポンド(約980万円)程度になると予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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