クルマ漬けの毎日から

2022.04.24

今年、ホンダ・シビックは誕生50周年を迎えました。1972年に登場した初代シビックは、まだ駆け出しのジャーナリストだったクロプリー編集長に強烈な印象を与えました。

【クロプリー編集長コラム】ホンダ・シビック50周年! 小型車新時代をリードした「初代」

もくじ

新型11代目 欧州では今秋発売
初代の衝撃

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

新型11代目 欧州では今秋発売

ホンダ・シビックは今年、誕生50周年を迎えた。なんだか信じられないが、事実なのだ。

この秋、ヨーロッパのドライバーは新型11代目シビック(欧州向けハイブリッド仕様)を買うことができる。

新型ホンダ・シビックe:HEV(欧州向けハイブリッドモデル)

だが、驚きの要素はいくぶん少なくなっている。

というのもこの新型は、最近の尖ったシビックよりも大人しいスタイリングだからだ。それに、昨年のLAモーターショーで一足先に披露されているから。

初代の衝撃

初代シビックの衝撃のロードテストは、私が最初に働いていたオーストラリアの自動車誌にも掲載された。

私たち編集部は、小型で生意気な1972年の初代のスタイル、サイズ、それに「先駆的な小型車」の1台であることに魅了された。

海外にも衝撃を与えた初代シビック。イギリスでは、1972年10月のブリティッシュ・オートショーで初公開された。

その後に続いた9つの世代にも、素晴らしい性能が備わっていた。だが、純度が高いという点で、初代に勝るシビックはないと私は思う。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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