クルマ漬けの毎日から

2023.11.23

長期テストしていたダチア・ダスターを買い取ったのは、昨年のこと。総走行距離が3万kmに近づいてきた最近、運転中にノイズが気になりました。その原因を探ります。

ちょっとした心掛けで最高のサウンド【クロプリー編集長コラム】

もくじ

ノイズの原因 犯人は?
静粛性 いまや新車以上?

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

ノイズの原因 犯人は?

我が家のダチア・ダスターを運転していたら、耳障りなゴトゴト音に気がついた。

もはや新車とはいえないクルマのノイズについて、このコラムに書くのはどうだろうか、などと考えながらダスターを運転していた。

だが、ほどなくして、気になるノイズのおもな出所はセンターコンソールに無造作に入れた何本かのキーだと気がついた。

また携帯の入ったカップホルダーからも、ノイズが聞こえる。

それに助手席のドアポケットには、バイクのトレーラーのバルブを取り替えた時に入れたドライバーがそのまま入っており、これもノイズの原因になっていた。

さらに、ラゲッジルームからもチリチリ音とパタパタ音が聞こえる。確認したところ、トレーラーのナンバープレートはしっかりと固定されていないし、牽引フックのエクステンションはスペアホイールに当たっているとわかった。

静粛性 いまや新車以上?

まず、これらすべてを正しい位置に戻したり、ねじを締めたりする。次に、すべてのシートがしっかりと固定されていて、すべての窓が完全に閉まっていることを確認。

一連の作業にかかった時間はおよそ2分だった。さあ、運転再開だ。

先ほどまで聞こえていたノイズはまるでマジックのように消え、ダチア・ダスターは新車の時と同じように静かになった。

もしかしたらそれ以上に静粛性の高い走りをしたかもしれない。

というのも、18か月で1万8000mile(約2万8970km)走行したいま、ダスターのエンジンサウンドは、最高に心地よく感じられるから。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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