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アリエル・アトム3.5

■どんなクルマ?

アリエル・アトムの3.5バージョンだ。アトムは、エンジンなどの変更があった際に最初の1桁を変更し、マイナーチェンジの場合は、コンマ1桁を変更する習わしだ。今回のアトム3.5は、それから言えば比較的大掛かりなアップデートがされたモデルということができる。

エンジンはホンダ・シビック・タイプRのエンジンが搭載される。シャシーの要素は殆ど変わっていないが、フロント・サスペンションの捻り合計は15%アップされ、エンジン・パワーに見合うようにされている。また、スプリングとダンパーもアップデートされている。また、ステアリングは最大の変化だ。

そのスーパーチャージャー付きのエンジンは、8400rpmで310bhpと控えめな数値をマークする。必要であれば、更に10%近いパワーを絞りだすことができたはずだ。しかし、そうしなかったのは、絶対的なパワーよりも線形の出力カーブを望んだ結果だという。もちろん、310bhpであっても遅いわけがない。

視覚的には最大の変化は、より長いボディ前部、そして新しヘッドランプ、フロント・ウイングとリア・ライトなどだ。また、新しい液晶ダッシュボードもアトム3とは異なるところだ。

■どんな感じ?

アトムの素晴らしいパフォーマンスは大きく変わることがなかった。低回転から高回転域まで本当に速い。スロットル・レスポンスも改善されているようだ。しかし、あまりにスムーズであるために、むしろその速さを感じないぐらいだった。

アトム3も、その素晴らしいステアリングとアジャスタブルなシャシーをして充分に素晴らしいクルマだった。ロック・トゥ・ロックが1.7回転という恐ろしくクイックなステアリングは、ダイレクトでレスポンシビリティに優れていた。しかし、この3.5では、若干神経過敏なステアリングがおとなしくされた。トー・アウトによって機敏さを損なうことなく安定性が増したという感じだ。

最初、若干のオーバーステア気味でコーナーに侵入し、立ち上がりで若干のアンダーステアを出すという、望ましいコーナリング・パフォーマンスを披露してくれるだの。

■「買い」か?

これらの改善は、一般路上でもサーキットでも歓迎されるべきものだ。よりドライビングを愉しむことができるようになった。とりわけ、ステアリングの安定性が改善されたことによって、リラックスしてドライブできるようになった。それは、スポーツカーとして更に美しいカタチに近づいたといえよう。

(マット・プライヤー)

アリエル・アトム3.5

価格 38,000ポンド(536万円)
最高速度 250km/h
0-100km/h加速 2.7秒
燃費 8.9km/l
CO2排出量 NA
乾燥重量 550kg
エンジン 直列4気筒1998ccスーパーチャージャー
最高出力 310bhp/8400rpm
最大トルク 32.6kg-m/7200rpm
ギアボックス 6速マニュアル

 
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