海外試乗

2018.03.13

長期テスト トヨタ・ミライ(1) 水素燃料電池車「ふたつの見方」

トヨタ・ミライ

編集部より

プリウスがハイブリッド車の地位を高めたように、ミライも水素燃料電池車のカテゴリーに大きく貢献するだろうとトヨタはいいます。本当にそうなるのかどうか、じっくり見てみるために、英国編集部はミライを長期テスト車として迎え入れました。

もくじ

水素燃料電池車 ふたつの見方
ミライを長期テストする理由
ミライ納車 第一印象は
テスト車について
テストの記録

水素燃料電池車 ふたつの見方

不思議なことに、水素燃料電池車(HFCV)へのひとびとの反応にはあまりにも差がある。われわれの長期テスト車勢に加わったばかりで、これから6カ月を共にする走行4800kmの白いミライもそうだ。

「この変な格好のクルマは水素で動き、有害な排気ガスを全く出さない」と、先日のある集まりでふれてみた。するとあるひとたちは、すぐさま「ロンドンには水素ステーションがほとんどないではないか」という月並みな事実を返し、一笑に切りすてた。

かと思えば、まるで永久機関という神様からの贈り物が目の前に舞い降りてきたかのように目を輝かせるひとたちもいた。水というありふれた物質から水素を取り出し、その水素を使って発電し汚染物質を出さずに走るクルマ―うん、確かに魔法だ。

HFCVが実際にエンジン車よりも静かで滑らかに走るとわかれば、なおさらだ。

わたしはいえば、後者の立場だ。

56年前、初めて買った自動車雑誌で水素燃料電池の有用性を書いたおとぎ話のような記事を読んで、これは魔法だと思った。実はあまり知られていないが、排気ガス禁物の工場などで使われる室内用電動フォークリフトはもう水素燃料電池で動いていたりもする。もはや技術的には新しくも何ともないのだが……。

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