最新BMW Z4 高剛性と低重心を実現した筋肉質なコーナリングマシン

2019.05.02

100字サマリー

GRスープラとシャシー、パワートレインを共用する、新型BMW Z4 M40iの試乗をレポートします。これまでのZ4よりも面の抑揚がはっきりした筋肉質なスタイルの新型は、ソフトトップの採用により、軽量化と低重心を実現しており、コーナリングに優れるモデルです。

もくじ

どんなクルマ?
原点回帰のソフトトップ採用で低重心を実現
日本仕様のパワーユニットは2ℓと3ℓの2種

どんな感じ?
高剛性のボディ&シャシー
引き締まったドライビングパフォーマンス
コーナリング能力は高いが軽快感がやや不足

「買い」か?
存在の新鮮さではライバルを上回る

どんなクルマ?

原点回帰のソフトトップ採用で低重心を実現

BMWの2シーターロードスターの最新モデル、Z4。これを近年のBMWロードスターの何代目のモデルとするかは、他のモデルをどう考えるかによって変わる。大型のZ8もすべて含めれば6代目になるが、Z8を別枠として外せば5代目。さらに、少量生産だったZ1も別枠とすると、Z3と先々代+先代Z4に続く4代目、ということになる。

新型Z4像を明確にするには、年代的にもっとも近い先代Z4と比べるのが適切だと思う。そこでまずディメンション的には、先代より85㎜長く、75㎜幅広く、15㎜高くなっているが、逆にホイールベースは25㎜短縮された、というのが特徴的なポイントだろう。その一方で、トレッドは前後とも先代モデルより確実に広がっている。

もうひとつ、ボディに関する先代との大きな違いは、トップが先代の電動開閉式ハードトップから、同じく電動開閉式のソフトトップに変わったことだ。これは、Z3以来のロードスターの基本に戻ると同時に、ダイナミックな性能の領域に関していえば、トップが軽くなったことでクルマ全体の重心の低下に寄与するという効果も生んでいる。

スタイリングは最近のBMWデザインの傾向に沿って、これまでのZ4よりも面の抑揚がはっきりした筋肉質なものになった印象をうける。フロントフェンダーから後方に伸びるボディサイドの抉りや、張り出したリアフェンダーなどがそういう要素だが、結果としてスポーツカーらしさが強調されていると思う。ソフトトップの形状も良好だし。

 
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