メルセデス・ベンツ、V8と直6の新エンジン群をSクラスに導入へ

2016.10.31

メルセデス・ベンツSクラスが、AMGによる新型V8ツインターボ・ガソリン・エンジンを来年搭載することになる。

新型V8はM176のコードネームで、2017年中盤にこのラグジュアリー・サルーンに採用される。正確な数値はまだ明らかになっていないものの、メルセデスは476ps、71.3kg-mを発揮すると主張している。参考までにM278を積む現行S500のスペックは455ps、71.3kg-mである。

環境性能に関しては少なくとも10%の燃費向上を達成する見込みだという。これは、4663ccから3982ccへダウンサイズした効果と、シリンダー・ディアクティベーションによりV8のうち4気筒を巡航時には休ませる機能によるものだ。

コンフォートおよびエコノミー・モードを選択していれば、気筒休止は回転数が900rpmから3250rpmの間で適用される。ただしスポーツ・モードを選ぶとV8にもどる仕組みだ。

休止するのは2、3、5、8番シリンダーで、ドライバーがスロットルペダルを踏み込むと数ミリセカンドという反応で復帰することができる。

48Vの直列6気筒システム

Sクラスには、2017年中にM256というコードネームの直列6気筒ガソリン・エンジンもラインナップにくわわる。

これは、メルセデスが電動化を見越していちから設計した最初のユニットで、マイルド・ハイブリッド・モデルに対応するものだ。48Vのエレクトリック・システムが採用され、ウォーター・ポンプ、エアコン・コンプレッサー、ISG、ターボラグをなくすパワーブースト機能つき電動補助コンプレッサーに電力を供給する。

最高出力および最大トルクは407ps、51.0kg-mで、CO2排出量は15%減少している。

312psの直列6気筒ディーゼル

さらに、OM656という直列6気筒ディーゼルの新エンジンも加わる。これは、メルセデスのディーゼル・ラインナップの最上位ユニットということになる。

最高出力は308psと、現行のV6ディーゼル・エンジン(257ps)から大きく向上していながら、燃料消費量は7%低下させた。

1ℓあたり135ps発揮する直列4気筒ガソリン

2ℓ直列4気筒エンジン(M264)は、ツインスクロール・ターボを採用したユニットである。

ターボは、2つのシリンダー毎に備わるエグゾースト・ダクトに組み合わされる。このシステム化されたシリンダー・フロー分割コンセプトは、低回転域のトルクを豊かにし、高回転域の出力を高めることに貢献している。

また、48Vのベルトドライブ・スターター・オルタネーターも備わり、エネルギー回生と低回転域のエンジン補助というハイブリッド機能を受け持つ。

 
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