教習車は308GTB フェラーリ・クラシケ・アカデミー、マラネッロで開講

公開 : 2019.04.26 17:10  更新 : 2020.12.08 18:05

フェラーリが「308GTB」などを教習車にしたドライビング・アカデミーを開始。フィオラーノを舞台に、正しい乗り方を安全に学べます。クラシック・モデル・オーナーには貴重な場といえましょう。

text & photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

クラシケのファクトリー見学も

これまで現行モデルのオーナーに向けて「ピロータ・フェラーリ」を開講してきたフェラーリ。新たなカスタマー・サービスとして「フェラーリ・クラシケ・アカデミー」と名付けられたクラシック・フェラーリを所有するオーナー向けのドライビング・スクールを開始した。

フェラーリのF1マシンやロードカーのテストが行われてきたピスタ・ディ・フィオラーノを舞台に2泊2日間のプログラムが組まれている。

1日目(マラネッロで前泊)

フェラーリ・クラシケのファクトリー見学後にクルマの挙動や安全に関する座学を受けた後にフィオラーノへ。

まずインストラクターがドライブするフェラーリに同乗して、扱い方やドライビング・テクニックに関するレクチャーを受けたのちランチ。食後はコースに慣れるために4分のラップタイム(かなりゆっくりめ)で5周走行。次のセッションではインストラクターを乗せてペースを上げてゆく。

最後に公道でのドライビング・レッスンを行って終了。

2日目

まずフェラーリの歴史を学ぶとともに、フェラーリ・クラシケの世界とサービスを説明。講習後フェラーリ・クラシケのテクニカル・アーカイブを見学。

その後フィオラーノに移動して5ラップずつ2本のセッションを走り、続いてスキル確認のテストが行われる。プログラムの最後はフリー・プラクティスで締め括られる。なおアカデミー内は英語でのコミュニケーションとなる。

この「フェラーリ・クラシケ・アカデミー」の定員は1回あたり10名で、使用される教習車はフェラーリで用意したマニュアル・ギアボックスで一切のドライビング・デバイスを持たない4台の308GTBと1台のモンディアル3.2が使われ、腕を磨くのに最適なモデルだ。

参加費用についての情報も届いた。

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