東京モーターショー2019 デビュー予定の新型車まとめ

公開 : 2019.09.27 20:50

開幕まで1か月に迫った東京モーターショー2019。各社から出展車に関する概要が少しずつ発表されています。初公開が予定されている新型車および注目のコンセプトカーについて、現時点でわかっている情報をまとめてみました。

一般公開日は10月25日〜11月4日

隔年開催される東京モーターショーは、独特な日本の自動車産業の様々な面を見ることができる。ある者は臆面もなくパフォーマンスに注力する一方で、別のある者はテクノロジーを前面に押し出す。変わらないのは、常に日本の自動車メーカーが中心であるということだ。そこでは欧州や米国、アジアの自動車ブランドのことはあまり耳にしない。日本のメーカーが、自社の情熱的な面を大胆に探求し、日本の都心にそのクルマを展示する。そうして母国の庭で存在感を示すイベントなのだ。

10月24日に開幕(一般公開日は10月25日から)する2019年の東京モーターショーは、電動化にスポットが当てられたショーになると予想される。バッテリー駆動の純粋な電気自動車から、マイルドハイブリッドまで、様々な電動化技術を搭載した多くの市販車やコンセプトカーが公開になる予定だ。

東京モーターショー2019
東京モーターショー2019

東京ビッグサイトで初公開が予定されている各メーカーの出展車両は以下の通り。ただし、モーターショー開幕直前に、さらなる画像や情報が発表されることも多い。その点はご了承いただきたい。

新型ホンダフィット

次世代のホンダ・フィット(欧州等ではジャズという車名で販売されている)は、欧州ではガソリン・ハイブリッドのパワートレインのみとなる。ホンダは既に、CR-Vに採用されている2モーターのi-MMDハイブリッドを小型化して、よりコンパクトなモデルに搭載すると説明していた。それ以外に詳細な情報はほとんど明らかになっていないが、路上で撮影されたテスト車の写真を見ると、全体的なプロポーションは従来のフィットから受け継ぎながら、フロントエンドはホンダの現行デザイン言語に則ったものになるようだ。

ジャズは英国で最も売れているホンダ車である。歴史的に見ればライバルに後れを取っているものの、ホンダにとって非常に重要なモデルであることは確かだ。

新型ホンダ・フィット
新型ホンダ・フィット

レクサスEVコンセプト

レクサスが東京で公開するコンセプトカーは、同ブランドが電気自動車市場に参入することを宣言するものになる。それはコンパクトなシティカーだが、高いルーフは広々とした車内空間を期待させる。ステアリングホイールの左右にスクリーンが備わり、革新的なインホイール・モーターが各車輪を駆動する。

今回はあくまでもデザイン・スタディとしての出展だが、少なくとも部分的には数年以内に登場する市販モデルへとつながることを、レクサスは認めている。

レクサスEVコンセプト
レクサスEVコンセプト

「将来の新型車が、このデザインと似たものになる可能性はあるでしょう」と、レクサス・インターナショナルのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める佐藤恒治は、AUTOCARに語っていた。

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