【未来のクラシックを探せ】トヨタGRスープラに、クラシックカー専門誌の編集長が試乗

2020.02.09

100字サマリー

AUTOCARの姉妹誌であるCLASSIC&SPORTS CARの編集長が、トヨタGRスープラに試乗しました。果たして新型スープラは、未来のクラシックカーとなり得るクルマなのか? アラステア・クレメンツが論じます。

もくじ

戦略的提携の産物
A80スープラ+FT-HSコンセプト
Z4より硬派なマシン
やや残念なステアリングと素晴らしいドライブトレイン
日本のハードコアなGTの伝統を受け継ぐ
スペック

戦略的提携の産物

text:Alastair Clements(アラステア・クレメンツ)
image:Max Edleston(マックス・エドルストン)

新型スープラは、もうすでにクラシックのように感じられるかもしれない。この第5世代モデルが誕生するまで、長い年月が経っているからだ。

そして2019年、ついにトヨタとBMWの戦略的提携によって、新型スープラは世に出た。皮肉な見方をすれば、「戦略的提携」という言葉は「バッジ・エンジニアリング」と言い換えることができる。

トヨタGRスープラ
トヨタGRスープラ

その仕様書は、1978年に登場した歴代スープラから受け継がれている。フロントに搭載する直列6気筒エンジンによる後輪駆動。だが、クーペ型ボディの下は、実質的には最新型BMW Z4と共通だ。

A80スープラ+FT-HSコンセプト

外から見ても、それはわからないだろう。外観はトヨタ車以外の何物でもないからだ。シャープで、アグレッシブで、個性的なラインは、明らかに先代であるA80型スープラを思わせる。そこに、2007年のニューヨーク国際オートショーで発表されたFT-HSコンセプト(覚えているだろうか?)のデザイン要素が組み合わされている。

しかし、車内に乗り込むとすぐにBMWの記憶が蘇ってくる。全体的なレイアウトもスイッチの類も、一足先にデビューしたZ4で見たことがあるものだ。とはいえ、ダブル・バブル形状のクローズド・ルーフによって、雰囲気は異なっている。

トヨタGRスープラ
トヨタGRスープラ
 
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