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トヨタ・スープラ vs ポルシェ・ケイマン vs BMW M2 比較 初の大勝負、見事な勝利

2019.06.29

100字サマリー

ようやく国内販売が開始されたスープラですが、英国版Autocarでは開発者がベンチマークだと明言するケイマンと、同じフロントエンジン/リア駆動のM2との比較試乗に連れ出しました。序盤は圧倒的勝利で終わるかと思われた戦いでしたが、思わぬ結果が待っていました。

もくじ

7年越しのテスト ライバルは強力
開発のベンチマーク 僅差の戦い
スタイリングはスープラ 実用性も高く
見事なしなやかさ サウンドには不満
シフト操作が喜び 足りない活気
優れたハンドリング 荒れた路面は苦手
純粋で完ぺきなスポーツカー
難しい評価 今後にも期待
テスト車のスペック
番外編:予算6000ポンド(82万円)以上 ユーズド・スープラをご紹介

7年越しのテスト ライバルは強力

いよいよだ。このテストが実現するまでに、実に7年もの歳月が流れている。

この間、多くのティーザー画像やスパイショットが公開され、厳しい管理の下でのプロトタイプ試乗と国際発表会を経て、ようやく英国へと上陸したのであり、ついに、ライバルたちとともにスープラを荒野へと連れ出し、思い切りその実力を発揮させる時が来たのだ。

これまでに行われたテストでも、スープラは大いなる可能性を感じさせてくれたが、近年もっとも待ち望まれたトヨタ製モデルに正確な評価を下すには、慎重に設定された試乗ルートでの数マイルでは不十分であり、このクルマがスポーツカー界の名だたるモデルを追撃しようと登場したことを考えればなおさらだろう。


もちろん、スープラも手放しで称賛されているわけではない。少なくともインテリアに関しては、想像以上に、二卵性双生児ともいうべきBMW Z4との類似点が明らかだ。

340psのストレート6ターボとZF製8速オートマティックトランスミッション、電子制御式リミテッドスリップディフェレンシャルに加え、電子制御システムとスイッチギアもBMW製となるが、その驚異的な機敏さを実現する、ワイドトレッドとショートホイールベースという完ぺきな組み合わせのアルミニウムとスチール製のシャシーは、日本側の発案だとトヨタは言う。

では、スープラとはどれほどのスポーツカーなのだろう?

それを知るための方法はひとつしかない。だからこそ、われわれは強力なライバルとともに、慣れ親しんだサウスウェールズに広がるテストコースへと向かっているのだ。

 
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