【デザインチーフ語る】フォルクスワーゲン EV専用プラットフォームこそが正しい選択

2020.05.11

サマリー

VWのデザインボスが、ID.3のようなEV専用モデルが、プロポーションや、インテリアのデザインに柔軟性をもたらすと語りました。複数のパワートレインオプションを備えたモデルよりも、多くの利点を提供するそうです。

もくじ

EV専用プラットフォーム
新しいユーザー体験とデザインの提供

EV専用プラットフォーム

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

フォルクスワーゲンのデザインチーフ、クラウス・ビショフは、新しいID.3のようなEV専用のプラットフォームを開発することにより、自由度が大幅に増すとして、複数のパワートレインに対応するプラットフォームの開発を否定した。

VWグループは、MEBプラットフォームを専用の電気アーキテクチャーとして開発してきた。

VW ID.3
VW ID.3

これは、ID.シリーズのさまざまなEVモデルに使用され、既存の燃焼エンジンモデルと共に提供される。

兄弟ブランドのアウディ、セアト、シュコダも、MEBプラットフォーム上に構築された、純EVモデルを提供する。

対照的に、グループPSA、BMW、ボルボなど、VWグループの主要なライバルは、複数のパワートレインで提供可能なプラットフォームを開発している。

プジョー208とボルボXC40は、燃焼、ハイブリッド、および純電動のバリエーションで提供される。

新しいユーザー体験とデザインの提供

VWが、EV専用のプラットフォームの開発を選択した理由について、ビショフは「新しいユーザー体験とデザイン」の提供が可能となるためと述べている。

「電気自動車が提供する、新しいアーキテクチャにより、まったく新しいデザインアプローチが生まれます」

VW ID.3
VW ID.3

「環境への影響を最小限に抑え、広いキャビン、完全なデジタルアーキテクチャなど、カスタマーに大きなメリットを提供することを目標としています」

「電気自動車を、従来の型にはめてしまうのは、間違いだと思います」

「クルマのスペースとプロポーションが異なるため、EV専用のプラットフォームを使用すれば自由度が増します」

「内燃エンジンを搭載対象から外すと、プロポーションとボディスタイルを変えることが可能となり、特にインテリアのデザインに柔軟性が得られます」

ビショフは、デザインの自由度が高まったとは言え、電気自動車にまだ慣れていない潜在的なカスタマーを遠ざけないよう、過激になりすぎないように注意する必要があると述べている。

「新しさを求めすぎて、バランスが取れていなかったり、ブランドらしさが無ければ、カスタマーを失う可能性があります」

「誰にとっても初めてのことです。勇敢かつ直実に進んでいく必要があるでしょう」と締めくくった。

 
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