【最大の違いが】なぜレクサスGSは、メルセデス・ベンツEクラスに負けて撤退するのか?

2020.06.01

サマリー

レクサスGSは2020年8月に生産を終了します。ドイツのメルセデス・ベンツEクラスやアウディA6、BMW 3シリーズなど、近いサイズのセダンに勝てなかった理由と、今後の戦い方を渡辺陽一郎が考えます。

もくじ

ES人気の影響も GSは廃止される
海外市場もGSの売れ行きが低迷
メルセデスEクラスという存在
アウディ/BMWとレクサスの違い
日本の市場が大切なら、今こそ

ES人気の影響も GSは廃止される

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

レクサスの販売店によると「GSは2020年6月に受注を終了して、8月頃には生産も終える」という。

GSの終了は、販売店では2018年にESの国内販売を開始した時から話題になっていた。話の発端は現行LSのサイズアップだ。

レクサスGS
レクサスGS    レクサス

2017年に発売されたLSは、全長が5235mm、全幅も1900mmと大柄でメルセデス・ベンツSクラスを上まわる。

先代LSのユーザーから「新型に乗り替えたら車庫に入らない」という不満も聞かれ、現行LSは売れ行きが伸び悩む。

発売の翌年となる2018年は、本来なら好調に売れる時期だが、同年後半の登録台数は1か月当たり400〜500台と少なかった。

LSの不調もあり、以前は国内で売っていなかったESを2018年に導入した。カムリと共通のプラットフォームを使う前輪駆動のLサイズセダンで、後輪駆動のLS/GS/ISに比べると空間効率が高い。

そのためにESは、全長が4975mm、全幅は1865mmというGSと同等のサイズながら、車内の広さはLS並みだ。後席を重視する法人ユーザーにも対応して人気を高めた。

2019年のESの登録台数は、1か月平均で900〜1000台だからレクサスのセダンでは最多販売車種になり、LS/GS/ISは顧客を奪われた。

 

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