長期使用報告

2016.07.08

メルセデス・ベンツC250によるミシュランタイヤ・テスト

  • こちらは交換前に使っていたファイアストン。

  • 2年をともにしたが、まだ4部山は残っている。

  • パイロット・スポーツ4のトレッド面と比較。

  • 交換作業にあわせて、窒素ガスを充填することに。

  • バランス調整を済ませ、クルマへの取付けに移る。

text:笹本健次 (Kenji Sasamoto) photo:花村英典 (Hidenori Hanamura)

ー2008年式メルセデス・ベンツCクラス 
C250によるミシュランタイヤ・テストー

AUTOCAR DIGITALの編集長である私は、現時点で、山梨県甲府にある私の実家、常磐ホテルという旅館の社長も兼ねている。私はこの旅館で育ったのだが、どんな旅館かと言うと、天皇陛下が過去に5回、お泊りになられた宿で、一応、老舗である。この旅館の経営を2年ほど前からやることになり、最低、週に1回、多いときで週に3回ほど東京と甲府の間を往復している。東京の三軒茶屋の事務所との距離は約120km程だが、これだけ頻繁に往復していると、足にしている、2008年式メルセデス・ベンツCクラスのC250の走行距離はあっという間に伸び、直近2年間で4万km程走破し、総走行距離は実に11万kmを越えるまでになっている。Cクラスは丈夫そのもので、全くトラブルがないので助かっているが、問題は消耗品である。特にタイヤは消耗が酷く、すでに4セット目を走りきり、次はどうしよう、というところで、ミシュランのパイロット・スポーツ4のテストのお誘いを頂いた。

これまでのタイヤはどうだったかと言うと、新車当時装着されていたのはコンチネンタルで、その後、ピレリPゼロに履き替え、更には、某国産ラジアルにした。しかし、その後が問題で、走行距離が7万kmを越え、何か面白いタイヤはないか、と思っていたところ、偶々自宅近くのタイヤ館で物色していたとき、ふと一番安いタイヤを付けてみたらどうなるだろうか、どうせ、ダメならすぐに替えればよい、と考え、最安価のファイアストンを装着してみた。何と、価格は4本で交換工賃も含め5万円を切ったと思う。タイヤ館のスタッフは、あまりベンツにはお勧めしませんが・・・と言っていたのだが、結果はそのアドバイスのままであった。走りだしてすぐに、極く普通の路面でも、ゴツゴツと突き上げがあり、メルセデスのしなやかな足捌きが全く消滅していることに気が付いた。こんなに違うものかといささか驚いたが、冷静に観察してみると良い部分もあり、コーナーでの、ノーズの入り込みは非常にスムーズになった。これは、サイド方向のグリップが向上しているからで、この一点のみが気に入ったため、しばらく乗ってみようという気になった。それから約2年、何となく交換のチャンスを失い約3万kmを走ってしまった。走行距離に比べて、減りは非常に少なく、まだ、4部山程度は残っていたが、このCクラスの場合は、アライメントが正確でも、必ず、フロントアウト側が片べりするのだが、今回は、それが少なく、前回のタイヤに比べ、サイド・ウォールの踏ん張り度が高かった可能性が考えられた。


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