アウディQ7 「サイン」が変わる新LEDヘッドライト導入 堂々とした表情に

公開 : 2024.01.31 06:25

・アウディの7人乗りSUV、Q7の改良新型が登場。ライト類が進化。
・デジタルLEDの新ヘッドライトを導入。4つの「サイン」を表示可能。
・テールライトは運転支援システムと連携、他車の衝突防止に。

ライト類が進化した大型SUV

ドイツの自動車メーカーであるアウディは、大型SUVのQ7の改良新型を発表した。装備や車載システムがアップグレードされている。

Q7は7人乗りのSUVで、現行世代は2015年に発売された。改良は今回2度目となるが、最も大きな変更点は、新しいLEDヘッドライトの導入だ。

改良新型アウディQ7
改良新型アウディQ7    アウディ

アウディ独自のHDマトリクスLEDヘッドライトは、それぞれ24個のLEDとハイパワーレーザーダイオードを備えており、70km/h以上でハイビームの照射範囲を拡大する。デイタイム・ランニング・ライトは車内のスクリーンから表示パターンを変更可能で、4種類の設定が用意されている。

また、デイタイム・ランニング・ライトの位置も従来より高くなり、堂々とした印象を強めた。

リアのOLEDテールライトは運転支援システムと連動しており、停車中のQ7に後方から他車が接近し、衝突の危険を察知するとハザードランプが点滅する。

フロントグリルのデザインも一新され、標準グレードではティアドロップ型、上位グレードではL字型のスラットが採用されている。

また、アルミホイールは20インチから22インチまで5種類のデザインが用意される。

その他、エアインテークが他のトリムと同色になり、新しいブラック&ブラック・プラス・パッケージを設定するとグロスブラックになる。

インテリアでは、インフォテインメント・システムがアップグレードされ、Spotifyやアマゾン・ミュージックなどのアプリから音楽をストリーミングできるようになった。車線変更警告システムも新たに搭載された。

グレーのレザーが標準装備となり、ゴールド、ブルー、レッドの3色のトリム仕上げが選択できる。

メカニカルな面ではこれまでとほとんど変わらないが、四輪操舵システムに微調整が加えられ、使い勝手が向上しているという。

エンジンに変更はなく、最高出力231psまたは286psの3.0L V6ターボディーゼル、最高出力340psの3.0L V6ターボガソリンが設定されている。

スポーティモデルのSQ7は、引き続き最高出力507psの4.0L V8ツインターボガソリンを搭載し、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は250km/hとなる。

オプションのアドバンスト・サスペンション・パッケージには、コーナリング時に後輪間のトルク配分を行うトルクベクタリング・ディファレンシャルが含まれている。

価格は以前より若干上昇した。改良新型Q7の英国価格は6万6605ポンド(約1440万円)から、改良新型SQ7は9万2420ポンド(約1730万円)からとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

関連テーマ

おすすめ記事

 

アウディの人気画像