「全部乗せ」とはこのことだ! ニコルのフェラーリ巨大基地が横浜にオープン

公開 : 2024.02.21 07:05

・ニコル・コンペティツィオーネが横浜港北IC至近に広大なショールームを開設
・フェラーリのプレオウンドとサービス拠点を併設した認定工場としては日本最大を誇る
・充実した設備でフェラーリチャレンジカーの整備までも対応

広大な敷地に充実の設備、あらゆるニーズに対応

ニコル・コンペティツィオーネ合同会社は「ニコル コンペティツィオーネ プレオウンド ショールーム&サービスセンター」を2月20日(火)、神奈川県横浜市都筑区にオープンした。

ここは、その名の通り、フェラーリの正規販売店であるニコル・コンペティツィオーネの、プレオウンドカーのショールームとサービスセンター。総床面積は4191平方メートルを誇り、2階建てのショールームには1階に6台、2階に7台のプレオウンドカーを展示可能。

「ニコル コンペティツィオーネ プレオウンド ショールーム&サービスセンター」がオープンした。
「ニコル コンペティツィオーネ プレオウンド ショールーム&サービスセンター」がオープンした。    AUTOCAR JAPAN

ショールームには、プレオウンドカーを目当てに来店したお客様や、メンテナンスに訪れたオーナーをもてなすラウンジとレセプションがそれぞれ2つずつ、計4つ配置される。ショールーム内からワークベイにかけては白と黒、そして赤を基調にしたカラートーンでまとめられ、特別な場所であることが実感でき、がぜん気分が高まる。

さらに、広大な敷地に13台分のサービスワークベイ、46台分以上のメンテナンス車両向けの預かり保管スペース、ストックカーの撮影ブース、洗車ブースまでもが完備。オウンドカーを購入したオーナーの納車式を行うスペースがあるかと思えば、フェラーリチャレンジカーなどのレーシングカーに対応したアライメント測定・調整設備も。

「ニコル コンペティツィオーネ プレオウンド ショールーム&サービスセンター」は、幅広いお客様に所有体験を提供できる複合施設としてオープンした。

神奈川におけるフェラーリのこれからを担う

建屋は第三京浜および首都高速神奈川7号線の港北IC出口正面という好立地に位置する。港北ICのスロープを降りていくと、ショールーム2階のオウンドカーが目に飛び込んでくる。この日は晴天のもと、関係者が出席し、テープカットセレモニーが挙行された。

セレモニーで、ニコル・レーシング・ジャパン合同会社の社長、ミヒャエル・ヴィット氏は「神奈川県のフェラーリとニコル・コンペティツィオーネの新時代のはじまり」と表現。このセンターを通じて充実したカスタマーサービスを提供し、フェラーリブランドに対する感動を届けると語った。

メカニックの作業効率を向上させつつ、ワークベイ内の景観にも配慮。
メカニックの作業効率を向上させつつ、ワークベイ内の景観にも配慮。    AUTOCAR JAPAN

また、「私の期待は絶対に世界で一番のフェラーリ・ディーラーになること」であるとし、このセンターにかける意気込みをみせた。

さらに、ニコル・グループの親会社であるペンスキー・オートモーティブ・グループの国際事業COO、ランドル・シーモア氏もセレモニーで登壇。2014年にニコル・コンペティツィオーネがフェラーリの取り扱いを始めてから10周年を迎えることに触れ、当時その決断を下し現在はニコル・レーシング・ジャパンの顧問を務めるニコ・ローレケ氏に感謝の意を表した。

華やかなショールームが注目を集める一方で、ワークベイには天井から冷暖房のダクトが下り、デジタルで充填量を指定しワンタッチで車両に充填できるオイルチェンジャーを備えることで、メカニックの作業効率を向上させつつ、ワークベイ内の景観にも配慮。オフィススペースの広さにはゆとりがあり、ショールーム2階には社員のためのミーティングルームも備わる。

お客様やオーナー、そして社員。同じ空間に集うすべての人が夢を実現し、フェラーリのDNAを体験できる環境が整えられたショールームが誕生したといって間違いないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事