スズキ・ジムニー・コマーシャル

MT：ジムニーは誰が持ってきたの？

SC：わたしだ。プライヤー氏にね。理由は、商用車仕様の後部が良いなと思ったから。（英国では商用車しか買えない）

干し草ロールが入りそうな大きさに見えたし、彼はいつも家畜の餌を運ぶ話ばかりしているからね。ジムニーは良いクルマだとか、軽量な4×4は重量級の4×4よりも優れているといったような話を、わたしらは時々していた。

MP：まさにずっと欲しかったものだ。涙が出そうだよ。牽引を除いては、今乗っているディフェンダーと同じことができる。でも、もう牽引はほとんど使わないから問題ない。

後部座席にシートはないけど、子供たちはもう独立したから必要ない。荷台と運転室の間には隔壁があるので、荷台に積んだ干草が運転室に飛び散ることもない。これも利点だ。

十分コンパクトだから、都市型四輪駆動車反対同盟（Alliance Against Urban 4x4s、都市部での大型SUVの使用に反対する団体）がやってきてタイヤの空気圧を下げられることもない。完璧だ。僕のディフェンダーがそうなりかけているように、4000ポンド（約78万円）の修理代を請求されることもない。

イリヤ・バプラート（以下、IV）：これ以上は何もいらないよね。それに、マットが乗っても狭すぎるということはない。

MS：商用車仕様だとフロントのスペースが狭くなるの？

IV：商用車として分類するには、隔壁を特定の位置に設置しなければいけない。

MT：僕らマニアは好きだけど、商業的にはあまり成功していないのかな？

IV：人気はあると思う。CO2規制やその他の要因で、それほど多くは売れなかった。実際にはもっと多く売れたはずだ。

SC：インドとか、遠く離れた市場では大成功している。スズキが欧州向けのクルマに投資するとは思えない。今のうちに手に入れるべきだ。

RL：ロードテスター向けのクルマって言われていたけど……実際には、その反対だ。みんな、このクルマが大好きだけど、ロードテストは客観的な評価でないといけないから、ジムニーは結局、星3.5個という評価にとどまった。ステアリングもボディコントロールも不十分だし、革新的な要素も少ないし、価格もかなり高い。

僕らの心の中では星4.5個だけど、ロードテストでその評価を与えるわけにはいかない。

スズキ・ジムニー・コマーシャル

スティーブ・クロプリーからマット・プライヤーへ
価格：2万2299ポンド（約440万円）
試乗車価格：2万2299ポンド
最高出力：101ps

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