キアEV3

MT：残るはキアだね。僕は、カー・オブ・ザ・イヤーの審査のために、全長4m以上のEVのクロスオーバーを1年間運転してきた。その中で、EV3は最も優れたクルマだった。

あらゆる面で4つ星のクルマだと感じたけど、最終的には「部品の総和以上の価値」という点で、もっと高い評価を得るかもしれない。僕の頭の中では、フォルクスワーゲン・ゴルフが思い浮かんだ。なぜなら、EV3はEVの世界では妥協のないクルマだと感じたからだ。ゴルフがエンジン車の分野でそうであるように。

スティーブは、このクルマの良さを理解しているでしょう。汚れてもいいし、年間4万km走ってもいい。このクルマは何も要求してこない。でも、同時にクルマとのやりとりを楽しむこともできる。

SC：わたしはそういうクルマが好きだ。EVのキアには何度も乗って良い経験をしてきたが、これは最高だ。特にサイズが気に入っている。

実用性や信頼性、航続距離も気に入っている。それに、価格も手頃だ。生活に欠かせないクルマで、いつも乗りたくなるようなクルマだ。

MT：見た目ほど大きくはないし、実質的にはニロEVの後継車種で、価格も安くなった。

これは、EVが急速に進歩していること、より魅力的で使いやすくなっていること、あらゆる面で少しずつ改善され、同時に価格も下がっていることを示す素晴らしい実例だと思う。僕が知る限り、EV3は他のどのクルマよりもその点で優れている。

SC：わたしは、このクルマのスタイリングが中国の脅威を先取りしているように見える点が気に入っている。他のクルマが到達していない領域に到達し、未来を予期している。キアとヒョンデは中国メーカーから苦戦を強いられることになるだろうが、すでにそのことを考慮している。わたしは彼らを賞賛するよ。

MS：ジープ・アベンジャーよりもコストパフォーマンスに優れるけど、魅力、望ましさ、スタイルは同等だ。

MT：ジープ・アベンジャーよりもワンランク上だけど、比較の対象にならない。価格面でも、あらゆる面で勝っている。僕はキアの発表会に出席して、このクルマがどれほど素晴らしいかをかなり熱心に語ったんだ。

そして、11月の寒い雨の朝、自宅の車庫にダークグレーと黒のクルマが置いてあるのを見て、疑問を抱き始める。本当に自分が覚えているほど良いクルマなのだろうか？ でも、答えはイエスだ。本当に良いクルマだ。

SC：インテリアも本当に良くて満足できる。デザインに新鮮さがあり、とても気に入っている。未来に対して楽観的な気分にさせてくれる。

IV：キアもヒョンデも、インテリアには非常に優れている。従来のクルマの良いところ、例えば物理ボタンや使いやすさといったものをすべて残し、それを非常にモダンな外観で包み、必要な機能性をすべて備えている。

MS：ルノー・セニックの代わりに、このクルマに乗りたいかい？

MT：進歩性と魅力という点では、ルノーよりキアの方が1年は進んでいると思う。セニックはあらゆる点で優れているけど、キアはもっと良くて、魅力的だ。進歩している。

キアEV3

マーク・ティショーからスティーブ・クロプリーへ
価格：3万2995ポンド（約650万円）
試乗車価格：3万9495ポンド（約780万円）
最高出力：204ps
航続距離：590km

夢のガレージ

MS：帰る前に、誰がどのクルマで帰るか決めておかないと。

MT：みんなも同意してくれると思うんだけど、僕は同僚としてはいいやつで楽しい人間だ。でも、今回初めて「順位を付ける」という表現を使うけど、僕はフェラーリをいただくよ。残りの5台はみんなでどうにかしてくれ。

RL：MGはすごくいい。長い時間座っていられる。

MP：マットが、ジムニーが欲しいと言うような気がしてならない。だから僕はモーガンにするよ。

MS：そうだね、欲しいよ。しばらく楽しんで、子供たちに運転を教えるのにもいいクルマと思う。

IV：モーガンも大好きだけど、これはオートマチックだから、ちょっと違うかな。誰にも取られていなければ、MGにするんだけど……。

SC：わたしはキアにしよう。すでに自宅にクルマがあるから、EV3を使いたい。

MT：じゃあ、ダチア・スプリングに乗っていく人はいないんだね……。

SC：それもいいな。

IV：ダチア・スプリングとモーガン。理想的な2台分のガレージだね。

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